忙しい朝は、なるべく効率よく準備したいもの。少しでも時短ができたら、気持ちにも余裕が生まれますよね。ここでは、夫と2人の息子(10歳と8歳)との4人家族、整理収納アドバイザー1級のライターが、朝の支度をスムーズにするために実践していることを紹介します。ポイントは「朝食セットの収納方法」。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全9枚)朝食用の食器は「別の場所に収納する」のが正解だった
わが家は小学生の息子たち、夫婦ともに8時には家を出るので毎朝ドタバタ。とくに息子が全然起きてこないので(笑)、朝はとにかく時短命です。そんなときに、やってよかったと思う収納があります。
それは、朝食用の食器だけを、ほかの食器とは違う場所に収納すること。通常、食器は1か所にまとめて収納すると管理しやすく、使い勝手がよくなると言われています。しかし、わが家では「朝食用の食器」でまとめておくことで、朝の準備がグッとラクになりました。
「朝食メニューの固定化」も手伝って、準備が簡単に
もともとはほかの食器と一緒に、こちらの写真の手前にある引き出し(縦2段)に分けて収納していました。ここは、食洗機から大きく踏み出せば1歩で届く距離ではあるのですが、中をのぞくと、いろいろな食器が目に入って、パッと目的のお皿を見つけられなくて…。
わが家は悩まず早く用意できるように、朝食メニューを固定化しています。ちなみにメニューは、シリアルか前日につくっておいたおにぎり、リンゴとバナナ、つくりおきのサラダチキンとミニトマト、たまにゆで卵やキュウリ、そしてヨーグルトといった内容です。
それにより、使用する食器も決まっています。ブルーの平皿、藍色の小鉢(シリアル用)、白い小鉢(ヨーグルト用)。たまに小皿も。これが、以前の収納スタイルだと「たくさんある食器の中からパッと、最速では見つけられていないな」と、ふと気がついたのです。食事メニューは固定化して、時短を目指しているにもかかわらず!
「もっと近い場所に、朝食用食器だけでまとめてあったほうが便利では?」と考えるようになり、1年ほど前から食洗機の真後ろの細い引き出しに収納を変更しました。
この場所を選んだ理由は、以下です。
・食器を1か所にまとめて収納できる引き出しの容量
・まな板で切ったものをすぐに盛って食卓に出せる距離
・食洗機の近くなので、食後の片付けもしやすい
引き出しの向かい側(アイランド側)にはちょうど食洗機があります。朝食用は食洗機使用可能な食器ばかりなので、片付けのことも考えるとここがよいだろうという結論になりました。
狭い引き出しのため、必要な食器が収まるように、平皿は立てて収納できるグッズ(100円ショップのもの)を使っています。小鉢は種類ごとに重ねて入れるだけ。引き出す勢いで倒れないように、食器用の滑り止めシートを下に敷いています。