イチゴが手に入りやすい季節になりました。春が待ち遠しくなるような、かわいい桃色のお菓子はいかがですか? オーガニック料理教室「白崎茶会」を主宰する白崎裕子さんに、『植物生まれのやさしいお菓子』(扶桑社刊)より、卵と乳製品を使わずにつくる「甘酒イチゴプリン」のつくり方を教わりました。
甘酒のとろみと甘味を生かした「甘酒イチゴプリン」
砂糖は使わず、甘酒のとろみと甘味を生かしたデザートです。
つくるときのポイントはひとつ。イチゴをよ〜くつぶすこと。しっかりつぶした方が、色も美しく、おいしく仕上がります。つぶしたりないと、プリンがかたい仕上がりになるのでご注意を。イチゴをたっぷり入れることで、甘酒のクセも気にならず、食後のデザートにさっぱりといただけます。
●甘酒イチゴプリン
【材料(6人分)】
- イチゴ(冷凍でも可) 正味200g(約1パック)
- A[粉寒天小さじ1(2g)、水50ml]
- 豆乳 200ml
- 植物油 大さじ1
- 甘酒(濃縮タイプ)200g
【つくり方】
(1) イチゴをつぶす
厚手のポリ袋にヘタを除いたイチゴを入れ、手やコップの底などでよくつぶす。
→つぶしたりないと水分がたりなくなり、かたい仕上がりになります。よくつぶしましょう
(2) 煮る
小鍋にAを入れ、軽く混ぜて5分ほどおく。豆乳を加えて混ぜ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、ときどきかき混ぜながら3分加熱して火を止める。
→粉寒天は水でふやかしておくと、よく溶けて少量でもしっかり固まります
(3) 混ぜる
植物油と甘酒を加えて油が浮かなくなるまで混ぜ、(1)のイチゴも加えて混ぜる。
→イチゴはポリ袋の角をハサミで切り、手で絞るように加えるのがおすすめ
(4) 固める
器(ここでは直径8×高さ6cmぐらいのものを使用)に流し込み、冷蔵庫で冷やし固める。固まったら、好みで飾りのイチゴ(分量外)を上にのせる。
→寒天は常温で固まります。イチゴを加えてからは、みるみる固まるので、すぐに器に流し込みましょう