焼きリンゴのつくり方

焼きリンゴ
すべての画像を見る(全3枚)

つくり方はいたって簡単。お鍋やフライパンにアルミホイルを敷いてお皿のように土手をつくります、そこに半分に切ったリンゴを皮を下にして入れます。バターを1かけリンゴの上に載せて、シナモンパウダーをぱっぱと振りかけまして、黒糖もほんの少しかけます。これでフタをして15分蒸し焼きにするだけ。バターは下に引くと焦げるので上にのせ、こぼれてもいいようにひいたアルミを深めのお皿状にするのがポイントです。

おいしすぎてびっくりです。あたたかいコンポートのよう。

後日、焚き火にもリンゴを持って行ってみた。リンゴを濡れた新聞で巻いて、さらにアルミホイルで巻いて、炭火(決してボーボー燃えているときに入れてはだめよ)の中に入れておくと、これまた最高においしい焼きリンゴになるよ。寒空の下で食べる焼きリンゴは絶品中の絶品。みんな「これがいちばんおいしい」と夢中で皮まで平らげたのだった。

蒸したり、干したり、燻(いぶ)したり、漬けたり。様々な工夫をしたことで食文化は豊かに進化していったのだなあと実感する。おいしいねと言い合える環境に日々感謝したい。

みなさんも、もし家に食べ忘れたリンゴがあったらやってみてください。焼きミカンもおいしいですけども、この焼きリンゴには、かなわんなあ。

本連載をまとめた『暮らしっく』(扶桑社刊)は発売中。

暮らしっく

暮らしっく

Amazonで見る

新刊『いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方』(ダイヤモンド社刊)も発売中。

【Amazon.co.jp 限定】いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方(ダウンロード特典:「いい音がする名作」の朗読24分)

【Amazon.co.jp限定】いい音がする文章 あなたの感性が爆発する書き方(ダウンロード特典:「いい音がする名作」の朗読24分)

Amazonで見る