70代で手放したアクセサリー類

10年前の70代では、もっていたアクセサリーのほとんどを処分しました。

気軽につけられるイミテーションのかわいいジュエリーは、若い人に差し上げたり、学校のバザーや赤十字社の団体に寄付しました。

貴石を使った本物は姪たちにプレゼント。当時、40代の彼女たちは子育てが少し落ち着いて、いちばん自分の身のまわりを構いたくなるころ。このころの美しい手やハリのある肌などは宝石が似合う年代でもあります。

私のほうは、きらびやかな場への外出の機会が減ってくるころ。私のタンスの肥やしにしてしまうよりも、愛用してきたものを彼女たちに譲って、もう一度輝かせてもらえるのなら、こんなにうれしいことはありません。

これはあの人に似合うだろう、この色は彼女が好きなはず……とそれぞれふさわしい場所へとお嫁入りさせました。

手元には、自作のパールのアクセサリー類と祖母の形見のブレスレットなどを残しました。指輪は大好きですが、毎日つけている指輪と、あとはもう少し上等の1セットだけにしました。

バッグ類も同様です。重たいものや華やかな席用など、出番が少なくなったものは、すべて姪たちや赤十字社に持って行きました。

80代、もうものが増えることはない

70代でほとんど終えてしまいましたが、それでも、今の私にはもう必要ないと思ったものは、どんどん処分しています。持ちものは減ることはあっても、増えることはもうありません。

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パリの86歳はなぜ、毎日が楽しそうなのか 超自分勝手なのに誰からも愛される45の習慣

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