忙しいと、つい家の中がごちゃごちゃしがちですよね。ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納コンサルタントの奥田明子さんは、50代になり暮らしを心地よくするために、「10分でできるリセット習慣」を取り入れていると言います。体調がゆらぎがちな世代に向けて、少しの労力で暮らしが整う「奥田さん流リセット習慣」を3つ紹介します。

キッチン
定期的にものの見直しをしているキッチン
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週1回の食材チェックでフードロス削減

まずは、週1回行っている「食材のチェック」から。

わが家の場合、生協を利用しており食材が木曜日に届きます。そのため、水曜日を在庫確認の日に設定。10分を目途に、なにが残っているのか、購入が必要な食材などをチェックします。このようにメインの買い物日を決めておくと、その前日に在庫を確認するだけなのでとてもラク。週1回、10分という手軽さもポイントです。

わが家の買い物は生協がメインで、あとは週2日ほど、たりないものを買う程度。買い物の手間が省け、重いものを持って帰る必要もありません。毎日の料理は、冷蔵庫の中を確認して、あるものでパパっとすませます。日々の料理や週1度の在庫チェックなど、このくらいの手軽さが私には合っているようで、10年近く習慣として続いています。

食材の収納
上から見て確認しやすいように収納

また、わが家にはパントリーがなく、収納には食器棚の引き出しを活用。上から見たときになにが入っているのかわかりやすいように収納し、食べ残しを防いでいます。最近は食材が高くなっているので、以前よりもフードロスを出さないことを意識するようになりました。

放置NG!「使いにくい」と思ったらさっと見直す

ファイルボックスで区切る収納
ファイルボックスで区切って収納

次は「ものの整理と収納」の見直し習慣について。

必要なものの量は、家族や暮らしによって日々変わります。たとえば、お弁当づくりが始まってつくりおきが増えたので保存容器が増えた、働く日数を増やしたので仕事着が増えた、など。

整理収納を仕事にしていると、自分の暮らしの中で「ここの収納が使いにくいなあ」とちょこちょこ感じることがあります。そのときに感じた違和感は放置せず、そこから10分間、ものの整理と収納の見直し時間を設けるようにしています。

そのまま普段の暮らしを続けていくと、使いにくいことに慣れてしまいます。「ここが使いにくい」という異変に気づくことは大事です。気になったときにすぐに対応できるよう、収納グッズは汎用性の高い形を選んで使いまわすように。先ほど紹介した食材チェックのあと、合わせて収納も見直すルーティンにしています。