4:食事のメニューを定番化

以前から、食事のメニューは同じものをローテーションしていましたが、ひとりになったことで、この傾向がさらに強まりました。

朝はスープ、目玉焼きとホウレンソウのソテー、サツマイモが定番です。昼と夜は玄米ご飯にチキンかサーモン、もしくは魚の缶づめに、つけ合わせの野菜とみそ汁というメニューを繰り返しています。

同じメニューだと飽きると思うかもしれませんが、たとえばスープは味つけを変えることで、飽きることなく楽しめます。スープはおいしく、残り野菜を処理できるので気に入っています。

5:買い物はすべてデリバリー

引っ越した場所はクルマがないと不便なため、食品や日用品はすべてデリバリーですませています。

たとえば、食材はオーガニックスーパーで週に1度届けてもらっています。米といつも飲むハーブティー、トイレットペーパーはアマゾンのサブスクリプションを利用。アマゾンで取り扱っていないものや、割高な商品は、娘に頼んで買ってきてもらうこともあります。

すべてデリバリーにすると、自分で買いに行くよりもお金がかかるかもしれません。しかし、店舗に行くと、どうしても店内のディスプレイに惹(ひ)かれて、予定外のものを買ってしまうことや、セール品に誘惑されることがあります。

買い物に使う時間が浮き、余計なものを買わずにすむというメリットもありますよ。

6:電子レンジを使わない

現在住んでいる家には電子レンジがないため、レンジを使わないことにしました(カナダの賃貸住宅は家電が備わっていることが多いです)。その理由は、レンジを買うとキッチンのカウンタースペースを取られるし、庫内の掃除など余計な家事が増えるから。

ご飯は一度に3合炊き、すぐに食べない7食分を冷凍しています。以前は冷凍ご飯の解凍にレンジを使っていましたが、今は蒸しています。ご飯はレンジを使うより蒸した方がおいしいです。

蒸す時間は10分。その間におかずを用意しているので、とくに問題はありません。レンジを使わないほうが、全体的にヘルシーな食事になると思っています。

7:シビアに家計管理する

これまでもお金の管理はしていましたが、ひとり暮らしを始めてからは、生活費を自分ひとりで稼がなければならないため、よりシビアに数字をチェックしています。

昨年まではスプレッドシートを使っていましたが、今年はタブレットで手書きに変更しました。

スプレッドシートに数字を打ち込むのは、クレジットカードを使う感覚に似ていて、お金を使っている実感が薄くなってしまいます。しかし、手書きをして電卓で計算すると、「ああ、お金が出ていってる」とひしひしと感じます。

月初には、手もちのお金をすべて計算し、前月の残高と比較しています。

以上、ひとり暮らしを開始してから取り入れた習慣を紹介しました。ひとり暮らしのメリットは、自分のペースで暮らせること、そして生活空間を完全にコントロールできることです。私の場合、好きなことに集中できるようになり、以前よりもストレスが減って日々の満足度も高まりました。