一級建築士として活躍している田中ナオミさん(61歳)。夫とふたりで暮らす、家事効率を考えた住まいや「毎日忙しいけれど楽しい」と話すライフスタイルが注目を集めています。ここでは、田中さんが片付けをするときに心がけていることや、使いやすい収納のマイルールについて紹介します。

田中ナオミさん
生活を豊かにする時短術で、片付けも家事も積極的に楽しんでいるという田中ナオミさん
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とにかく端から着手すれば必ず終わりは来る

たくさんの持ちものを横目に、先送りにしがちな片付け。だからこそ、思い立ったらすぐ着手。端から順番に選別していけば、必ず終わりはやって来ます。

ポイントはひと部屋ずつ、1か所ずつ確実に終わらせて次に進むこと。中途半端に手をつけると逆に散らかるので注意。家族の節目を狙って行いましょう。

・季節のものを入れ替えるとき、大掃除
・子どもが巣立つとき、自身がリタイアしたとき
・引っ越しするとき、リノベーションをするとき etc.

変化が訪れたときが暮らしやすく整えるとき。チャンスを逃さず行動です。

●自分にしかわからない宝物はじっくり選別

田中さんの宝物

シニア世代の捨てられないものの多くが「思い出」。思い出の品こそ他人では判断できないので自分でじっくり選別します。そうして残ったものは宝物。

私は母の手編みのブランケットや徳島にいた子どもの頃からずっと一緒のくまです。

田中さん写真

写真も自分しかわからない思い出です。私も時間を見つけては見返して数を減らしています。データ化するのもおすすめですが、プリントならではのよさもあるのでよき選択を。