簡単で華やかな、おもてなしにぴったりの肉料理を料理家の今井真実さんが教えてくれました。オーブンを使うので簡単で、ほったらかしでも絶品です。ボリュームがある肉料理は、年始のごちそうとしても喜ばれること間違いなし。

お皿に盛りつけられたチャーシュー
オーブンで仕込むお肉のごちそうチャーシュー
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オーブン仕込みはメリットがたくさん!

オーブン仕込みは、手間をかける時間がない人にはぴったりです。

●1.オーブンまかせだから作業時間はたった10分程度

お肉をオーブンに入れたら、焼きの作業は完了。焼いている間はほったらかしでOK! 作業の時間はほんの少しです。

●2.むずかしい火加減も気にしなくていい

かたまり肉は、低温でじっくり熱を入れるのが絶品に仕上げるコツ。外は丸焦げなのに中は生…なんて失敗はしません。

●3.数日間つくりおきしておけて当日がラク

なにかとバタつくおもてなし当日。どれも3~5日ほど冷蔵庫で保存できるから、前もってつくっておけて助かる!

ボリューム抜群、お肉のごちそう

500g・100℃・90分。これさえ守れば、おいしいチャーシューに。少量の調味料でもしっかり味がなじむのは、ポリ袋のおかげ。仕上げの“焼き”で香ばしさをプラスして!

●チャーシュー

【材料(つくりやすい分量)】

  • 豚肩ロースかたまり肉 500g
  • A[八角少し(約1/8個) ニンニク(すりおろす)1/4かけ しょうゆ1/4カップ 砂糖1/4カップ弱 紹興酒(または日本酒)小さじ2]

【下準備】

肉は室温に戻し、表面の水気をペーパータオルでよくふき取る。

【つくり方】

(1) 肉を焼く

天板に脚つきの網を置き、豚肉をのせる(網がなければ、アルミ箔を一度くしゃっとさせて広げた上にのせてもよい)。予熱なしでオーブンに入れ、100℃で90分焼く。粗熱がとれるまで庫内で休ませる。

皿の上に置かれた焼いた肉
低温でじっくり焼くと中が生焼けという心配がありません

(2) アクをふき取る

(1)を取り出し(画像a)、表面についたアクをペーパータオルでふき取る。

ポリ袋に入れた肉
しっかり空気を抜いて!

(3) 肉を漬ける

Aをポリ袋に入れ、(2)を入れて空気を抜いて口をしっかり結ぶ(画像b)。冷蔵庫で1~2日漬け込む(最長5日程度漬け込みOK)。

オーブントースターから出した肉
けっこう思いきって焦げ目をつけた方が食感がいいですよ

(4) 仕上げ

食べる直前に、オーブントースター(1000W・もしくは魚焼きグリルでも可)で焦げ目がつくまでこんがりと焼く(画像c)。食べやすく切り分け、器に盛る。漬けダレを小鍋に入れてひと煮立ちさせ、肉にかける。

[全量1192kcal]

※肉と漬けダレが余ったら、ともにポリ袋に入れ、つくってから5日以内に食べきってください

※冷蔵で5日間、冷凍で1か月程度保存可