大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが、今イチオシの漫画を紹介する「タカミーのベストヒットコミックス」。今回は、高見沢さんが選ぶ「T'sコミック」の2024年ベスト3作品を発表! 気になる大賞はどんな作品なのでしょうか? ぜひ、年末年始に読んでみてください。

THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが選ぶ、2023年のイチオシ漫画!
THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが選ぶ、2023年のイチオシ漫画!

<T’sコミック優秀賞>文豪のお堅いイメージを一新!『先生と僕』

先生と僕』香日ゆら/著 KADOKAWA刊 全4巻

文豪・夏目漱石の史実を基にした4コマ漫画。お堅いイメージのある漱石だが、多くの友人や門下生に慕われており、じつはとてもチャーミングな人物だった!? 漱石の新たな一面が楽しめる1冊。

先生と僕 1‐夏目漱石を囲む人々‐ (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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●意外にお茶目な文豪の一面を垣間見られる

文豪と言って、真っ先に浮かぶのが明治・大正に活躍した作家のお歴々。父が教育者だったので、家にはそういった類いの本が沢山ありました。物心ついて、本棚から面白そうな本を取っては自分なりに慣れ親しんでいましたが、中でも『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』など、夏目漱石の小説は子供でも分かりやすかったと思います。

そんな夏目漱石の日常を4コマ漫画で描いた作品で、知られざる文豪の一面を垣間見ることが出来ます。門下生との丁々発止など、大変興味深く全巻読破しました。今まで文豪って少々堅苦しい人物像を勝手にイメージしていましたが、意外にお茶目なんですね。(ESSE2024年3月号より抜粋)