年末に向けて片づけが進む時期。「片づけるというとまず『捨てなくちゃ』と思いますし、実際にものの量を減らした方が片づけは進みやすいです」というのは、ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さん。「ですが捨てすぎには気をつけて。一回捨てて後悔する経験をすると、その後怖くて捨てられない、ということにもなりかねません」。今回は、捨てる前にひと呼吸おいた方がいいものをピックアップしてくれました。

感情が残るものは捨てる前にひと呼吸
感情が残るものは捨てる前にひと呼吸
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1:思い出のもの

写真、手紙、プレゼントなど感情的な価値があるものは捨てる前にひと呼吸。使ってないし、もっていたことすら忘れていたものもあるとは思いますが、捨てる前にひと呼吸おいて「本当に捨てて大丈夫?」と問いかけてみましょう。

ただし、たとえば自分が死んだ後で家族に見られると恥ずかしいもの、元カレからもらった手紙やプレゼントのように家族が不快になるかもしれないものに関しては、手放した方がいいかもしれないですね。

2:絶版・廃盤のもの、簡単に買い直せないもの

絶版・廃盤

今は音楽配信や電子書籍など、スマホやタブレットなどで簡単に購入、視聴できるものが増えて便利になりました。実際のCDや本のように収納場所も不要になりますし、片づけ目線で見ても合理的です。

ほとんど聴いてないCDなど、これからは音楽配信で聴けばいいやと処分してしまうと、配信元や著作権の都合で突然配信がなくなる場合も。買い直そうにも廃盤、絶版になってしまっていると再購入もできなくなります。

もちろんすべてを残す必要はありませんが、精査して本当に大切なものは手元に残しておきましょう。