12月に入ると意識するのが、大掃除。でも、片づけが苦手な人にはおっくうな時期と言えるかもしれません。てっとり早くすっきりさせるためにも、整理収納アドバイザーの原田さよさんに、簡単な片づけのコツを教えてもらいました。

リビングダイニング
現在のわが家のリビングダイニング。13畳しかありませんが床置きのものがほぼないので、掃除しやすく歩きやすいです
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迷いそうなものは、年末の片づけには向かない

12月に入ったばかりですが、今回は片づけが苦手な人に向け、年内に処分したい「捨てやすい」ものをリビングダイニングに絞ってまとめてみました。片っぱしから片づけたくなりますが、「どうしよう…」とすごく迷ってしまうものを片づけるのは、年末には向いていません。理由は、体力だけでなく気力まで使ってしまい、疲れるからです。

それより、「そろそろ捨てなきゃ。邪魔だと分かっていたけれど放置していた」というものから、サクッと処分してみませんか。

メリットとして、不要なものが減ってその後の掃除がしやすくなることと。そして、すっきりした部屋でくつろげるようになることがあげられます。年末年始のリビングやダイニングは、普段より家族がいる時間が増えることでしょう。忙しい人、片づけが苦手な人こそ、ぜひ捨てやすいものから処分してみてください。

まずは片づけをいつやるかを決める

片づけをするときは、先に、日にちを予定しておくのがおすすめ。12月なら、休みの日ごとにちょこちょこ片づけるより、その日にまとめて片づけてしまうぐらいのほうが後がラクです。

年末だとほかにしたいことがたくさんあるでしょうし、片づけが苦手な人ほど次回に持ち越すと気が重くなり、中途半端で終わらせてしまうこともあるからです。なるべく前向きな気持ちで進めていきましょう。

リビングダイニングで、捨てやすいもの10選

リビングダイニングで捨てやすいものは、さほど迷わなくても決められる次のようなものです。

(1) 読み終えた雑誌や本の束

(2) 置いてあっても活用しなかったカタログ、レシピ、取扱説明書

(3) 使わない名簿・電話帳(今も置いてあるお宅はないですか? わが家は数年前までありました!)

(4) 家計簿につけないままため込んでいるレシート(何か月も放置してある場合は、もうなくても大丈夫かもしれません)

増えすぎた文房具

(5) 増えすぎた筆記用具(ボールペンや油性ペンは、書けるものだけ残してあとは処分しましょう)

(6) 使っていないポイントカード、期限ぎれのクーポン類(チェストの引き出しに放り込んだままにしてありませんか?)

(7)  壁や飾り棚の上でホコリをかぶっている雑貨

(8) 時期を過ぎた子どものオモチャやゲーム

(9) 増えすぎた紙袋、ショップ袋、「なにかに使えるかも?」と置いてあるダンボール箱

(10) 使い終えた乾電池、電球、古い充電器