12月に入ると意識するのが、大掃除。でも、片づけが苦手な人にはおっくうな時期と言えるかもしれません。てっとり早くすっきりさせるためにも、整理収納アドバイザーの原田さよさんに、簡単な片づけのコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)迷いそうなものは、年末の片づけには向かない
12月に入ったばかりですが、今回は片づけが苦手な人に向け、年内に処分したい「捨てやすい」ものをリビングダイニングに絞ってまとめてみました。片っぱしから片づけたくなりますが、「どうしよう…」とすごく迷ってしまうものを片づけるのは、年末には向いていません。理由は、体力だけでなく気力まで使ってしまい、疲れるからです。
それより、「そろそろ捨てなきゃ。邪魔だと分かっていたけれど放置していた」というものから、サクッと処分してみませんか。
メリットとして、不要なものが減ってその後の掃除がしやすくなることと。そして、すっきりした部屋でくつろげるようになることがあげられます。年末年始のリビングやダイニングは、普段より家族がいる時間が増えることでしょう。忙しい人、片づけが苦手な人こそ、ぜひ捨てやすいものから処分してみてください。
まずは片づけをいつやるかを決める
片づけをするときは、先に、日にちを予定しておくのがおすすめ。12月なら、休みの日ごとにちょこちょこ片づけるより、その日にまとめて片づけてしまうぐらいのほうが後がラクです。
年末だとほかにしたいことがたくさんあるでしょうし、片づけが苦手な人ほど次回に持ち越すと気が重くなり、中途半端で終わらせてしまうこともあるからです。なるべく前向きな気持ちで進めていきましょう。
リビングダイニングで、捨てやすいもの10選
リビングダイニングで捨てやすいものは、さほど迷わなくても決められる次のようなものです。
(1) 読み終えた雑誌や本の束
(2) 置いてあっても活用しなかったカタログ、レシピ、取扱説明書
(3) 使わない名簿・電話帳(今も置いてあるお宅はないですか? わが家は数年前までありました!)
(4) 家計簿につけないままため込んでいるレシート(何か月も放置してある場合は、もうなくても大丈夫かもしれません)
(5) 増えすぎた筆記用具(ボールペンや油性ペンは、書けるものだけ残してあとは処分しましょう)
(6) 使っていないポイントカード、期限ぎれのクーポン類(チェストの引き出しに放り込んだままにしてありませんか?)
(7) 壁や飾り棚の上でホコリをかぶっている雑貨
(8) 時期を過ぎた子どものオモチャやゲーム
(9) 増えすぎた紙袋、ショップ袋、「なにかに使えるかも?」と置いてあるダンボール箱
(10) 使い終えた乾電池、電球、古い充電器