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一度買ったり手に入れたものは「いつか使うかも」「もったいない」と手放しにくいもの。でも、使わないものをしまいこんでいたら、すっきり暮らしはかないません。ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんが、片づかない家にあるもの、下村さん自身が手放したものについて教えてくれました。

※ 記事の初出は2023年12月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

「来客用布団」
収納を圧迫する「来客用布団」、本当に必要?
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「片づかない家」にあるのは、「使えるけど使わないもの」だった

片づけの仕事をしながら、「片づかない原因になっているもの」がわかってきました。わが家の場合もそれらを処分することで、家がすっきりと変わりました。

その中から今回は、とくに手放してよかったと感じるものを3つご紹介します。

1:年に数回出番があるかどうかの「来客用布団」

片づかない家にありがちなのが、大量の布団や、普段使っていない来客用布団です。

わが家にも30年前、結婚したときに嫁入り道具としてもたされた「来客用布団2組+毛布4枚」があり、収納の中でかなり場所を取っていました。

ですが、娘の成長やライフスタイルの変化などで新しい布団が必要になったとき、新たに買うのではなく、来客用のものを自分たちが使うようにしました。それらが汚れたり傷んだりして少しずつ手放したのものあり、今は「来客用」としての布団はありません。

地域性や各家庭によって来客用布団をもっている必要性はおうちによって違うと思いますが、年に数回程度であれば布団のレンタルを活用する方法がもあります。布団を干したり、シーツ類を洗濯したりの手間もありませんし、なによりそのスペースにほかのものを収納することができます。

わが家のように入れ替えて長期的に使っていくのもいいですし、来客が少ないなら思いきって手放して必要なときにレンタルし、すっきり暮らしを満喫してはいかがでしょうか。

2:季節限定の「寝具や家電」

冬用のもこもこしたシーツ類も、夏場には収納を占領。片づかない原因になっていることも。

もこもこしたシーツ類

私も実家で使っていてその快適さは知っていますが、今は夏場にそれをしまう場所がないので持っていません。

代わりに一年じゅう麻素材のシーツ+寒いときは電気敷毛布を活用しています。電気敷毛布はコンパクトなので収納場所にも困りませんし、極端に言えばシーツの下に一年じゅう敷きっぱなしでもいいのです。

加湿
乾燥が気になるときは濡れタオルを干して加湿

これもご家庭の事情や好みにもよるかと思いますが、加湿器もお手入れが面倒なこと、季節外に収納する場所がないので私は持っていません。乾燥が気になるときは濡れタオルをつるしたり、観葉植物に水をかけたりして加湿しています。