やさしい甘みが特徴の冬の味覚、カブ。料理研究家・大庭英子さん考案の「カブと鶏肉のクリーム煮」では、カブをクリームソースでまろやかに味わえます。野菜と鶏肉のうま味がギュッとつまった、体温まる一皿です。
やさしい味わいに、心も体もなごむ
カブのやさしい甘さは、クリームソースと相性ぴったりです。
●カブと鶏肉のクリーム煮
【材料(4人分)】
- カブ 5個(約500g)
- 鶏モモ肉 300g
- 鶏肉の下味[塩 小さじ1/4、コショウ 少し]
- タマネギ 1/2個
- シメジ 1袋
- バター 大さじ1
- 白ワイン 大さじ3
- 水 1カップ
- ローリエ 1枚
- ブールマニエ[バター、小麦粉 各大さじ2]
- 塩、コショウ 各少し
- 牛乳 1と1/2カップ
【つくり方】
(1) カブは葉を2cmほど残して切り、皮をむいて縦4等分に切る。水に10分ほどさらして茎の中の泥を落とし、水気をふく。葉はゆでて3cm長さに切る。
〈ポイント〉
カブは水に10分ほどさらし、茎の中の泥を落とす。茎つきのまま使うときの下ごしらえ。
(2) 鶏肉は3cm角に切り、塩とコショウをふる。タマネギはみじん切りにし、シメジは根元を切り落としてほぐす。
(3) 鍋にバターを溶かしてタマネギを炒め、しんなりしたら鶏肉を入れてさらに炒め、カブ、シメジの順に加えて炒め合わせる。
〈ポイント〉
タマネギと鶏肉を炒めてから、カブ、シメジの順に加えて炒め合わせ鶏肉のうま味を野菜に移す。
(4) 白ワインをふり、分量の水、ローリエを加え、煮立ったら火を弱め、フタをして10~15分煮る。
(5) ブールマニエを作る。小さいボウルにバターと小麦粉を入れ、フォークでバターを切るようにして混ぜる。
(6) (4)に塩、コショウをしてひと煮し、牛乳を加え、煮立つ寸前に火を弱めて(5)のブールマニエを加えてとろみをつける。カブの葉を加えてひと煮する。
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