掃除のハードルを下げて、日頃からこまめに掃除をする仕組みをつくることで、年末の大掃除の負担が減ります。そのために重要なのが「掃除道具の収納」です。そこで、片づけ上手が実践している、無理なく掃除を習慣化できるアイデアを紹介します。教えてくれるのは、夫と子ども2人と暮らす整理収納アドバイザー・大木聖美さん(現在50代)です。
すべての画像を見る(全7枚)キッチン周りはアルコールスプレーで手軽に清潔に
わが家は、キッチンに除菌もできて皮脂汚れや油汚れに効くアルコールスプレーを常備し、キッチン全体の仕上げ拭きやトレーの除菌に使っています。リビングのリモコン掃除や、スイッチプレートの黒ずみもさっと拭き取れてとても便利です。
アルコールスプレーはLDKの中心であるキッチン背面の目立つ場所に置いておくことで、汚れに気づいたらすぐ手に取って掃除ができるようにしています。デザイン性の高いスプレーボトルに詰め替えれば、そのまま置いていても空間になじみます。
すぐ手に取れるようにしたことで、日常のちょっとした汚れも積極的に拭き取る習慣がつきました。
ハンディモップは“目隠し収納”でスタイリッシュに
ハンディモップは、冷蔵庫の上やテレビの周辺、家電、飾り棚などのホコリを、気づいたときにさっと掃除できてとても便利です。わが家では、キッチンの背面に設置したジョウロにハンディモップを忍ばせています。
このジョウロはIKEAで購入したもの。掃除道具を収納しているとわからないものを選ぶことで生活感を抑えつつ、すぐに手に取れる場所を指定席にしています。
このような目隠し収納にすることで、ホコリが気になったらすぐ使えるので掃除のハードルが下がったのを実感。すっきり整ったリビングやキッチンをキープできて、ストレスも軽減しました。
洗面所に小さなスポンジを常備。水回りの掃除が簡単に
洗面所のシンクは水滴やホコリですぐに汚れてしまいます。そこで、小さなスポンジを洗面所に常備し、汚れに気づいたらさっと拭き取るようにしています。使い終わったらしっかり絞って乾かすことで、衛生面もカバー。
忙しい朝の時間や夜寝る前、歯磨きの際など、スポンジがすぐ手に取れる場所にあると「あとで掃除しよう」が「今掃除する」に変わります。この小さな積み重ねが、汚れをためず日々の掃除を簡単にしてくれる気がしています。