忙しい朝、洗面所での渋滞にイライラ…。そんな悩みを解消する家づくりの工夫は、家族全員が同時に使える化粧スペースをプランすることです。3年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てたライターは、化粧スペースの左右の壁にコンセントを設置。使いやすい収納棚も造作しました。同時に2人が身支度でき、以前の住まいのようなストレスがなくなりました。

洗面所の全景
化粧スペースがある洗面台なら、2人同時に身支度できる!
すべての画像を見る(全6枚)

朝の渋滞を避けるため幅広の洗面台に

間取り図

わが家は、筆者夫婦と子ども2人(11歳と7歳)の4人家族。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。3年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てました。

1階には、LDKと小上がりの和室。浴室、脱衣所、洗面所、ランドリールーム、トイレ。そして、玄関からキッチンにつながる土間収納があります。

以前住んでいた家では、朝の身支度の時間がかぶって、ストレスに感じることがよくありました。ですから新しい家では、渋滞しないような洗面台にしたいと考えたのです。2か所つくる方法もありますが、それでは費用がかさみます。

検討を重ね、造作で化粧スペースつきの幅広の洗面台に決定。結果、この3年間、朝の身支度の渋滞は起きていません。

幅は170cm。洗面ボウルの横に化粧スペースも!

洗面台の化粧スペース

写真は、洗面ボウルの横に設けた化粧スペースです。ちなみに洗面台の幅は、壁から壁で170cmあります(洗面のボウルのサイズは幅74×深さ19cm)。

妻がそこで身支度している間も、筆者と子どもたちは洗面台の方で歯を磨いたり、顔を洗ったりできます。

また、左右どちらにもコンセントをつけたので、妻は右側でヘアアイロンを使用して、筆者が左側でドライヤーを使用するということも可能。朝の忙しい時間に、順番待ちをすることがないので、ストレスがなくなりました。

今は小学生の子どもたちも、やがて中学生や高校生に。きっと身支度に時間をかけるようになると思います。そうなったら、今以上にこの洗面台のよさを実感するはずです。

ちなみにわが家にはドライヤーが2つあります。ですから、お風呂上がりのドライヤーも左右で行うことが可能。ドライヤー待ちもありません。