手早くごはんをつくりたい。後片づけをサクサク終わらせたい。それなのになんだか時間がかかる。思うようにいかない。そう感じたことはありませんか? ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんは、キッチン収納を見直すと動きがスムーズなり、家族との家事シェアでの問題が減ったとのこと。収納例を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)ごはんづくりと後片づけで忙しい原因は「収納」だった
家事をしていてとくにバタバタするのが朝と夕方の時間帯。ごはんをつくって子どもに食べさせ、片づける。子どもの機嫌や体調を気にかけつつ、時間との戦いになるのは本当に大変です。急いでいて早くこなしたいのに、以前の私はなんだかバタバタしていました。
その理由をさぐると、調理器具があちこちに分散されて収納されているからでした。「フライパンはシンク下。それなのにフライパンのフタはコンロ下。フライ返しなどキッチンツールは浅い引出し」といった具合です。使うときにあちこちから取り出し、しまうときもあちこちにしまう。だから手間が増えて時間がかかっていたのです。
また、洗い終わった食器や調理器具を家族にしまってもらうときにも、問題がありました。コンロ下にしまうものなのに、シンク下をあけて「あれ? ここじゃなかったっけ?」と、収納場所をわかっていないのです。ちょっとしたことですが、繰り返されるとストレスでした。
調理器具を厳選。もっている理由を考え大物を手放す
調理器具が分散されているのが「大変」の原因だとわかったので、収納を1か所にまとめることに。減らせる調理器具がないか見直しました。
重くて使うのが大変な鍋、洗うのが怖いミキサー、使いこなせなかったブレンダーなどを手放しました。これらは、もっていると料理上手になった気がして持っていたもの。結局は使いません。
持っている理由を考えてみると、コンプレックス解消や見栄の場合もあるようです。それに気づいたことで大物を減らせることができました。