敷地面積や予算の関係で、水回りにスペースを割けない。そんな悩みを解決する好例を紹介します。5年前にハウスメーカーで家を建てたライターは、わずか6.5畳のスペースに、独立した洗面所と脱衣所、浴室、トイレを詰め込んだ間取りを実現。室内干スペースや十分な収納も確保できました。使い勝手抜群のコンパクトな水回りを、ぜひ参考に!
すべての画像を見る(全7枚)小さな家でも水回りの要望はすべてかなえたい!
筆者は妻と子ども2人の4人暮らし。2019年にハウスメーカーで、2階建ての延床面積30坪ほどの注文住宅を建てました。
上の図面は、わが家の間取り図です。敷地の建ぺい率と容積率の関係上、延床面積をこれ以上大きくすることはできませんでした。
この制約があるため、洗面所と脱衣所と浴室とトイレを合わせた水回り(間取り図の赤色の枠)は、6.5畳というコンパクトな空間に。ちなみに水回りは1階の北東部にあります。
このようにコンパクトな空間ですが、要望していた以下の3つのことが実現できました。
•洗面所と脱衣所を別々にすること
•水回りで使うもの(タオルやパジャマなど)が近くに収納できること
•洗濯物の室内干しスペースを設置すること
5年暮らしていた今も、とても満足しています。わが家の水回りについて紹介していきましょう。
洗面所、脱衣室、浴室、トイレを合わせて広さ6.5畳
わが家は玄関からもLDKからも近い位置に、洗面所をつくりました。この洗面所を経由して、トイレにも脱衣所にも行ける間取りに。ちなみに4つのエリアに分かれた水回りの広さは、以下のとおりです。
・洗面所:2畳
・トイレ:1畳
・脱衣所:1.5畳
・浴室:2.0畳
水回り全体でも6.5畳と、コンパクトにまとまっています。