料理研究家・大庭英子さん考案、白菜とタラを使った中華炒めのレシピです。タラの表面を焼いてから煮込むのが、おいしくつくるポイント。冬の味覚をぜいたくに味わえてうれしい一品です。
炒めてから煮込むのでコクのある味わい
冬の食材、白菜とタラをおいしく食べられる中華炒めです。
●白菜とタラの中華炒め煮
【材料(4人分)】
- 白菜 1/2個(約1kg)
- 生タラ 3切れ
- 赤唐辛子 2本
- サラダ油 大さじ3
- ニンニク 2かけ
- 酒 大さじ3
- 水 1/2カップ
- 砂糖 大さじ1
- しょうゆ 大さじ4~5
【つくり方】
(1) 白菜は縦半分に切り、長さを半分に切る。根元の部分は芯をつけたまま縦4等分のくし形に切り、葉の部分は縦2等分に切る。タラは3、4等分に切る。赤唐辛子は斜め半分に切って種を除く。
(2) 中華鍋にサラダ油大さじ2を熱し、白菜の根元の部分を入れ、強火で焼きつけていったん取り出す。
(3) (2)の中華鍋にサラダ油大さじ1をたし、ニンニクと赤唐辛子を入れて香りよく炒め、タラを加えて強火で両面焼きつける。
〈ポイント〉
生タラは表面を焼きつける。香ばしさを出してうま味を閉じ込めると同時に、煮込んでもくずれにくくする。
(4) 酒をふり、(2)を戻し入れ、白菜の葉の部分と分量の水を加える。煮立ったら砂糖としょうゆを加えてフタをし、弱火で20分ほど煮る。
〈使いきりメモ〉
餃子のタネやみそ汁の具、塩もみをしてゆずなどを混ぜ、簡単白菜漬けに。蒸してポン酢じょうゆで食べたり、1枚ずつに分けてピザ用チーズをのせ、オーブントースターで焼いても。水に放してパリッとさせ、繊維を断つように細切りにし、マヨネーズサラダにしてもよいでしょう。
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