毎週火曜にフジテレビ系で放送中のドラマ『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』。反町隆史さんは昭和人情的な刑事を演じ、杉野遥亮さんが演じる年下のバディとともに“お蔵入り”した難事件に挑みます。反町さんが約20年ぶりにフジ系連続ドラマの主演を務めるということで、撮影現場での様子や作品への意気込みを伺いました。
「プロデューサーや監督は僕より年下なんです」
9年ぶりに復活したフジテレビ制作の火曜夜9時ドラマ枠。その第1作目となる『オクラ~迷宮入り事件捜査~』は、反町隆史さんと杉野遥亮さんがW主演を務めるヒューマンミステリー・エンターテインメント。長期間解決せず、実質、“お蔵入り”してしまった未解決事件を追う部署、通称“オクラ”に属する刑事たちが難事件に挑む姿を描いています。その中心となっているのが反町さん演じる昭和刑事・飛鷹千寿(ひだか せんじゅ)と、杉野さん演じる令和刑事・不和利己(ふわ としき)の凸凹コンビ。
反町さんは今年4月、26年ぶりに復活したスペシャルドラマ『GTOリバイバル』に主演し、大きな話題になりました。今回、フジテレビ制作の連続ドラマでは、『ワンダフルライフ』以来、約20年ぶりに主演を務めます。
「久しぶりに『GTO』をやったときに、当時、プロデューサーだった方々にお会いしたのですが、1周回って、2周回って、3周回っているこの感じがちょっと不思議でした。今作のプロデューサーや監督は僕より年下なんです。だから、とっつきにくい、うるさい親父にならなきゃいいかな、と思っています。スタッフも若い方ばかりなので、言われたことはなんでも素直に聞くようにしています(笑)」
真逆な2人の化学反応をいい形で届けたい
反町さんが演じる千寿は元警視庁捜査一課強行犯係のエースでしたが、ある事件がきっかけでオクラに追いやられることに。熱血刑事だったかつての姿はなく、今はグチとボヤキが止まらず、仕事もサボりがちです。人情味あふれる優しい性格の千寿ですが、ある事件で大切な同僚を失った過去をもち、今も未解決のその事件を密かに追い続けています。
「千寿は意外とお茶目で、昭和の親父みたいなところがありながらも、信念を貫きとおす刑事。杉野くん演じるクールで合理的な利己とは真逆のタイプですが、それぞれの振り幅が大きい役柄なので、2人の化学反応をいい形で届けられたらいいなと思います。千寿と利己は意見がぶつかり合うことも多いのですが、『迷宮入りしている過去の事件が野放しになっていることは許せない』という気持ちは同じ方向を向いているんですよね。そこを大切に演じたいと思います」