床にものを置くクセを見直すことで、心地よい空間をつくることができます。この記事では、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さん(現在60代)の床置きを防ぐための具体的な7つのコツを紹介します。掃除がラクになり、ストレスも軽減。自分自身の生活が豊かになる方法を見つけて、スッキリした毎日を手に入れてみてはいかがでしょうか。

タオル
つい、床にものを置いてしまっていませんか?(※画像はイメージです)

「床にものを置かない」クセをつける7つのコツ

掃除をしても、すぐに部屋が散らかって困っていませんか? そうなる原因は、とりあえず、ものを床に置くクセがあるからかもしれません。

床にものがたくさん転がっていると、雑然とした印象になるし、掃除もしにくくなります。動きにくいことや、視覚的なノイズによるイライラはストレスにも…。以下の7つのポイントに気をつけると、床にものを置かない生活になります。

1:床に置きがちなものを把握する

まず、バッグやジャケット、洗濯物、本や雑誌、買ってきたものが入っている袋など、普段自分がよく床に置いてしまうものがなにかを思い返してみましょう。

とくに置いてしまうものを5つぐらい見つけ、それぞれのアイテムの適切な置き場所を決めます。たとえば、バッグはフックかクローゼットの中、洗濯物は洗濯カゴ、本や雑誌は書棚など。しまう場所を忘れないように手帳やスマホにメモするといいですね。このメモは毎日見てください。

次回からそれを置くときに、必ず決めた置き場所に戻します。

2:収納場所にあるものを片づける

収納スペースにゆとりがないから、“とりあえず”床にものを置いていませんか。その場合は、1日15分ぐらい使って、収納場所から不用品を取り除きましょう。

もし、服を床に置いてしまうなら、クローゼットやたんすの中を調べて、着なくなった服やサイズが合わない衣類を処分。1年以上着ていない服は、もう着ないと思います。

雑誌や本を床に置いてしまうなら、書棚の中を片づけましょう。もう読まない本、未読だけれど気持ちが離れた本、不用な書類を取り出してすっきりさせます。そうやって、棚や引き出しにスペースをつくってください。

3:一時的に置く場所をつくる

これまで床に置いていたものをすべて置く場所をつくります。帰宅後、ついバッグや荷物、小物を床に置いてしまうようなら、玄関やリビングにフックを取りつけたり、なんでも置けるトレイやバスケットを用意したりします。

手に取りやすい場所にまとめて置くことで、見た目がスッキリするだけではなく、探しものも減ります。洗濯物が散乱するときは、まめに洗濯してランドリーバスケットをあけるようにしましょう。

郵便物や書類を床置きするときは、玄関やデスクにファイルボックスや紙袋を置いて、そこに入れるようにしてください。

4:すぐに片づける習慣を身につける

その辺にものを置かない人になるためには、なんでもすぐに片づける習慣を身につけることが大切です。

買ってきた食料品はすぐに所定の場所に置く、収納場所から出して使ったものは、終わったらすぐに元の場所にしまうなど意識して行動してください。習慣化するために、1週間、2週間、1か月など期間を決めてチャレンジすることをおすすめします。

すべての床置きをやめようとするのではなく、「今月は、ジャケットはちゃんとフックにかける」「1か月だけ読みかけの本を毎回書棚に戻す」といったチャレンジを積み重ねてみてください。