流行だったメイクが、いつの間にか「時代遅れ」に…。その経験に心当たりはありませんか。元祖・節約主婦として知られる、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんは、子どもから聞いたメイク事情に衝撃を受けたそう。そこで、最近のメイクを覚え、50代で新しい知識を学ぶことへの考えを教えてもらいました。

ちょっと膨らんできたメイクポーチ
若松さんのメイクポーチ。古いコスメとは都度お別れし、必要なものを増やしています
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メイクの流行に取り残された50代

インターネットや雑誌で、メイクのビフォーアフターがときどき掲載されていますよね。顔の左半分と右半分で比較をしているのですが、最近は「メイク前とメイク後の違いがまったくわからない…」と思ったことに気づき、愕然としました。

コスメは今あるもので間に合っていると考えたからでしょうか。お化粧については、服装や髪型以上に流行りから置いていかれがちでした。

それでもわが家には娘が2人いるので、新しいコスメの情報をもらったり、メイクのダメ出しや助言をもらったりと、話題にあがることもしばしば。話を聞けば聞くほど、現状維持や自分だけで解決しようとする考えではうまくいかない気がしました。そうして、ひさびさにデパートへ向かうことを決意。今までのメイクをすべて落とし、イチから美容部員さんに教えていただきました。

最近のメイクは、顔と首を同じ色に合わせ「ない」

そして、メイク方法がどんどん変化していることに衝撃を受けました。

以前は「首と顔は同じ色に合わせる」と言っていたのに、今では顔のトーンの方が明るくてOKだそう。アイシャドウはのせすぎず、まつ毛はボリュームアップより、1本1本をきれいにすること。ファンデーションの塗り方やコンシーラーの重ね方、パウダーのつけ方も全然違います。

しかし、メイクに限らず「新しい情報を知ることは、試す楽しみが増えること」とも言えるでしょう。

捨て色のないアイシャドウに挑戦

ルナソルのアイシャドウ

こちらのアイシャドウパレットには濃い色がないので、教えどおりに塗っていくと、全色バランスよく使えました。オレンジはまぶたに乗せるのでなく、目の下に入れる。まぶた自体にはやや濃いベージュを入れる…というテクニックには目からウロコ。

このメイクをきっかけに、50代までため込んだものを一度手放すことも必要だと思いました。一方で、よりよい情報や方法・テクニックは取り入れたいとも思います。