スーパーに行くと、豊富な調味料がずらり。ホームセンターでは便利な調理道具につい心が躍ってしまいます。でも、際限なく増やしてしまうと、どうしても無駄が生まれてしまうもの。3DKの団地にひとりで住み、節約家でもある美術エッセイストの小笠原洋子さんに、調味料や調理道具のもち方について語ってもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)調味料やレトルト食品は必要最小限に
みなさんは冷蔵庫にどれくらいの調味料が入っていますか? 頻繁に使う調味料がある一方で、もしかしたら、あまり使わないチューブやビン入りの調味料などがが、冷蔵庫の奥に潜んでいるかもしれません。私はそのような無駄が生じないように、日頃から気を使っています。
と言っても、私が常備している調味料類はごく少ないです。しょうゆ、みそ、塩、砂糖、お酢という栄養バランスに欠かせない基本的なものくらいです。いわゆるソースやドレッシング類などはありません。
スーパーで見る調味料のコーナーは豊富ですよね。ウスターソースに中濃ソースにとんかつソース、カレーパウダーを筆頭に多彩な芳香を彷彿とさせる香草スパイス。そして便利なチューブ入りカラシやワサビなどずらり。マヨネーズ、ドレッシングにケチャップ、バルサミコ酢にトウバンジャンにタルタルソース…など。この分ですと、もし調味料にハマれば果てしないコレクションにつながっていくようですので、私はほとんど手に取ることもなく、棚をながめて過ぎます。
パスタソースや混ぜご飯などのレトルト食品は、私も非常食用に購入しますが、あくまで限度を超えないように気をつけ、新商品を探したりするためには、このコーナーに近づかないことにしています。
いかに便利で魅力的な商品が多いことはわかりますが、節約家としては、誘惑に負けないというのも大切なことです。