ひんやり触感の寝具が店頭に並ぶ時季。寝苦しい夜や、日中の暑さを、部屋の中でも乗りきるにはどうしたらいいのでしょうか。
「ジメジメした季節は、小物やインテリアで素材感を変えてみるのもいかがでしょうか」というのは、ライフオーガナイザー、インテリアコーディネーターの森下純子さん。色や触感で涼しげに見せるインテリアの提案をしてくれました。
麻やい草、寒色など、今からインテリアに取り入れたい素材と色
●寝苦しい夜の寝具はひんやり触感の麻100%で解決
わが家では、10年以上前から麻100%のベッドカバーを使っています。天然素材は肌にやさしく、さらっとした感触なので、とても気持ちよく快眠を誘ってくれます。
また、麻は通気性にも優れ、汗や湿気を吸ってくれて、何回洗濯してもよれることなく丈夫なうえ、乾きが早いのもいいところ。天然の抗菌・防臭性もあるので衛生的といいことづくめです。
洗濯時は乾燥機にかけるとしわくちゃになるのでご注意を。それだけ心がければ丈夫で長持ち。ひんやり快眠できるので一度使ったら止められなくなってしまい、長年愛用しています。
●クッションやスリッパをさらっと感触の素材や涼しい色にチェンジ
続いて、見た目の印象から涼しさを誘うテクニック。よく手にするクッションカバーを涼しげな色や素材に変えてみると、それだけでも意外に気分転換に。
寒色系のブルーをベースにすると、目から入る印象でも涼しさを感じることができます。
また、スリッパを夏の間だけ快適な素材にチェンジするのもおすすめ。
たとえば無印良品では、い草スリッパやへちまスリッパなどがあり、足裏のベタつきを抑えてくれるので素足に気持ちいいです。メッシュ素材も快適です。
●ブルーのワインクーラーやガラスで目から涼しく
インテリアの涼しげな演出として、毎日使っているグラスなどをテーブルやキッチンカウンターなどに並べて、「涼しげコーナー」をつくってみましょう。
ガラスのピッチャーは、置いているだけで涼しさを与えてくれますし、器越しに水のゆらめきも感じられます。
また、使いやすく取っ手がついたPV製ワインクーラー。このブルーがおしゃれですてきなので、夏の夕方からワインを飲むときに登場させています。
このような青系の色は夏にいいですし、取っ手つきなので、ベランダやお庭など外でも使え便利です。
素材や色など、毎日目にするインテリア小物から、「ひんやり感」を取り入れる工夫についてお伝えしました。ジメジメした季節を快適に過ごしましょう。