予算の都合であと回しになりがちな外構。しかし、作業内容によっては割高になったり、設置できなかったりすることも。それだけではありません。家づくり時に外構計画もしっかり決めておけば、ローンに組み込めて、工事費の捻出もラクにできるケースがあるのです。フェンス工事でムダな出費を強いられ、希望した門柱を配管のせいで設置できなかったライターが、後悔と気づきについて語ります。
すべての画像を見る(全7枚)考える余裕なし。夫の助言もあって外構をあと回しに
筆者は夫とふたり(加えて、犬1匹)で暮らしています。4年ほど前に地元工務店で、延床面積35坪の2階建ての注文住宅を建てました。
家づくりに関して夫は「なんでもよい」というスタンス。そこで、決めごとの9割を筆者が担うことに。家の決めごとはどれも単価が高く、毎日数十万、数百万円するものも。決断するたびに、すごくストレスがたまっていきました。
そんなとき、工務店の担当者から「外構はどうしますか?」と聞かれたのです。家の中のことで精一杯なのに、外構のことなんて考えられる状態じゃない! そう思っていたら、建築関係の仕事をしている夫から提案が。
「外構は今やらなくてもいいのでは? あとでもいろんな業者と比較できるから、安くできると思うよ」とのこと。
外構のことを考える心の余裕はなし。予算もキツつい。そんなわけで、以下の外構だけ依頼し、残りはあとでやることにしました。
・擁壁工事
・駐車場のコンクリート
・庭に砂利を入れる
上の写真は、引き渡しときの写真です。不自由なく住めるようにという工務店の好意で、最低限の外構はしてもらったのですが…。このあと、中途半端にやったことが裏目に出ることに。