歯みがきをするたびに血が出たり、歯と歯の間に食べ物がはさまったりと、口の中の困りごとがあるい人も多いのでは? その症状、じつは歯周病が原因かもしれません。歯科医の照山裕子先生に、歯周病の人に起こりやすい症状や、歯間掃除のコツを教えてもらいました。
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「歯を失う原因の歯周病は自覚症状に乏しく、気づかずに進んでいるもの。チェック項目に1つでも当てはまったら歯周病対策を。歯科医院で定期的に歯石を除去することも大切ですが、なによりも日頃の歯みがきと、歯間掃除のセルフケアが大事です」と照山先生。
知らぬ間に歯のトラブルが進行していないか、皆さんも確認してみましょう。
<1つでもあったら歯周病の可能性が…歯のチェックリスト>
・歯みがきをするとたびたび出血する・歯と歯の間に食べ物がはさまる
・朝起きたとき、口の中がネバネバ
・歯茎がむずがゆい、腫れている
・冷たいものを食べるとしみる
・歯が長くなったように見える
・最近、口臭が気になる
・歯並びが悪くなってきた
歯周病が怖いのは、ほかの病気の引き金になること。
「歯周ポケットが4mm以上ある人は、歯茎の毛細血管をとおして歯周病菌やその毒素が全身に飛び火して悪さをすることが、さまざまな研究でわかっています」(照山先生)
歯周病が進むと病気のリスクが上がる
歯周病が重症化するほど、糖尿病や認知症などの病気を進行させるリスクが上がります。歯周病は、口腔内の問題だけではないのです。