二世帯化リノベは子育てしやすくて合理的
すべての画像を見る(全6枚)大島:わが家の場合は母がひとり暮らしになったタイミングでしたが、二世帯化リノベはぜひ多くの人におすすめしたいです。郊外の住宅地などでは、大きな家にお年寄りがふたりで住んでいて2階は使っていなかったり、庭がジャングルみたいになっていたり。そういうのをよく目にします。そこに子世帯が一緒に住めば、お年寄りは元気になるし、子育てもサポートしてもらえる。70代ならまだローンが組めるので、ある程度リノベ費用を出してもらって家賃を払ってもいい。エネルギー効率もよくなるし、なにかと合理的でよい家がつくれますから。
田中:電気代が節約できることは実証ずみですもんね。この家のように、元の建物のいいところを残しつつリノベしていけば、さらに受け継がれていく家になるだろうし。
大島:時代や、そのときの家族構成、年齢に合わせて、リノベしながら暮らしていけたら理想的ですね。
田中:断熱とか、より快適に暮らす技術はどんどん出てくるわけですからね。
おすすめは妻の実家の二世帯化
大島:嫁姑問題とかもあるでしょうけど、おすすめは奥さんの実家です。子育てなんかも「ちょっとお願い」って言いやすい。それと、親にしかられたときに、祖父母のところが子どもの逃げ場になったりします。
田中:いったん避難するんですよね。わかります、ボクの実家がそうだったから。うちの父は、いわゆるマスオさんだったから、母は親にいろいろ頼みやすかったでしょうね。
大島:自分で実践してよさを実感したので、二世帯化を積極的に提案していきたいです。
『リライフプラス』vol.47(扶桑社刊)では、中古マンションや一戸建てをリノベーションして、自分らしい暮らしを実現するための情報や事例を紹介。アンガールズ田中さんが編集部と一緒に大島さんの自宅を訪ねた記事も掲載されています。