すっきりと片づいた部屋をキープするコツを紹介します。小学生の子ども2人と団地暮らし。大量のものを手放し生活が快適になった経験から、すっきり暮らしの情報発信や、片づけサポートの仕事をしているかさもさんのケースです。ものを持たなくても快適に暮らせる、普段の生活で実践していることを語ります。

団地母子3人暮らし
持たない暮らしをキープするために、実践していることをご紹介
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「1つ買う前に1つ手放す」を徹底し、ものを持ちすぎない

団地で母子3人

私は欲しいもの・必要なものがあったときには、買う前に手放すことを徹底しています。そして、新しいものを手に入れる前に「本当に必要なのか?」「今あるもので代用できないのか?」「専用ではなく、ほかと兼用できないか?」をしっかり考えることを心がけています。

「欲しい!」という欲は、“買うべき理由”を探し、購入意欲を加速させる思考をつくり出します。そうならないためにも、“買わなくてもなんとかなる理由”を見つけ、代用・兼用できるか実験をしてみます。

「買う」を最後の選択肢にすることで、不要なものが家に入らなくなり、本当に必要な、お気に入りだけに囲まれた暮らしができるようになります。

家族にとって「今必要なもの」以外は持たない

団地母子3人の食器

わが家では、来客用のものは持ちません。食器やカトラリーは、基本的に3人分のみ。来客がある場合は、紙皿など使い捨てできるものを用意します。

「急な来客時はどうするのか?」と疑問をもたれるかもしれませんが、急な来客はそもそも受け入れないようにしています。断るのが難しい事情がないならば、「急な来客は受け入れない」という選択をすると気持ちもラクになるのでおすすめです。

そのほかにも、「一緒に暮らす家族が“今”必要なもの」を軸として考えれば、不要なものは案外たくさんあるはず。一度見直してみると家の中がすっきりするかもしれません。

家の中の各場所に“5割の余白”を意識する

団地母子3人暮らし

家が片づいた状態をキープするために、私は各部屋や収納場所に“5割の余白”をつくるように意識しています。

余白の割合は人それぞれ違ってOKなのですが、5割と設定すると視覚的にもかなりすっきりを実感できると思います。また、5割も余白をつくったら必要なものしか残らないので、自分が大事にしたいこと・価値観が明確になります。

ものを詰め込みすぎた収納は、奥になにが入っているかわかりますか? 意外なものが眠っていた経験はありませんか?

5割の余白を意識すると、自分が所有しているものを把握しやすく、「使われずに眠っているもの」がなくなります。同時に心もすっきりすると思いますよ。