独立した子どもの部屋を自分の部屋にすることにした、整理収納アドバイザー・木村充子さん(現在50代)。自分の部屋づくりをきっかけに必要なものを見直したところ、今までよりもさらに身軽に、暮らしやすくなったそうです。部屋づくりの様子と、すっきりとした部屋を保つための毎日の習慣について、レポートしてもらいました。

「自分の部屋」を持つことになり、気がついたこと
久しぶりに「自分の部屋」を持つことになり、気がついたことは?
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家具はコンパクトで兼用ができるものを厳選

わが家では昨年長女が独立し、長女が使っていた部屋を筆者が使うことになりました。自分の部屋を持つのは、じつに25年ぶりです。長女が置いていったシェルフ、ベッド、スタンドミラーに加えて、小さなデスクとスツールを置いて、寝室兼仕事部屋として使うことにしました。

小さなデスクとスツール

デスクは幅60cm×奥行40cmと小さいながらも、パソコンで仕事をするには十分な大きさです。これまではダイニングテーブルで仕事をしていたので、家族がリビングダイニングを使用する際に仕事を中断する悩みがなくなりました。

スツールをサイドテーブルに

座り心地のいいチェアを購入するつもりでしたが、スツールは寝るときにはベッドサイドテーブルとしても使えて便利なため、このまま使うことにしました。

“本当に必要なもの”が明確になり、部屋がすっきり

シェルフ

部屋に持ち込むものは、現在の自分に必要なものだけを厳選しました。

たとえば、筆者は読書が好きですが、移動時間に読むことが多く現在は電子書籍が中心のため、必要な本はシェルフ1段分だけでした。仕事の書類も、訪問先でスマホやタブレットで確認できるようにクラウド上で管理しているため、紙の書類のほとんどは不要になりました。部屋に持ち込まなかったものの大半を処分して、今までよりもさらに身軽になりました。

置くものがないシェルフの棚は空いたままにして、デスクで仕事をする時の資料や飲みものなどを置くスペースとして使っています。