ESSEonlineで2024年7月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。
「クローゼットには服があふれているのに、着る服がない!」という悩み。ワードローブを見直すことで、解決できるかもしれません。ここでは、年間15着のワンピースだけで暮らしている、整理収納アドバイザーのFujinao(フジナオ)さんのケースをご紹介。少ない服で暮らすコツや、メリットについて語ります。
※ 記事の初出は2024年7月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。
すべての画像を見る(全5枚)「ファッションの呪い」にかかっていた10年前
若い頃に読んでいたファッション雑誌では「1か月コーデ」の特集がよく組まれており、誌面にはさまざまなコーディネートを着こなすモデルさんが。そんな雑誌を読んでいるうちに、私は「TPOに応じたさまざまなバリエーションの服が必要」と思い込んでしまい、クローゼットに収まりきらないくらいの洋服を持つようになりました。
ですが、実際に着ている服はほんのわずか。日々の生活ではTPOが変わる場面もそんなにありません。「もしかして、モデルでもなんでもない私は、いろいろな服を着こなしていなくてもいいのでは?」。そう思って実際に手に取る服や「着たい」と思う服だけを意識して観察してみたら、残ったのはワンピースばかり。
そこから、私の“ワンピースだけ”生活が始まりました。
ワンピースだけで過ごす暮らしを継続するコツ
2人の息子を育てる私の生活シーンは、「仕事」「家事」「子どもたちとのお出かけ」「買い出し」の4つ。どの場面でも、基本的にワンピースで問題ありません。
仕事のときや入学、卒業のセレモニーはワンピースにストッキングを合わせて。家事や家族のお出かけ、買い出しなどにはワンピースにレギンスかタイツ。息子たちが小さかった頃も、レギンスとスニーカースタイルで公園に行っていました。
下に穿くもの次第で、オンオフ問わず対応できるのはワンピースならでは。クローゼットにはほかに、喪服とスポーツウェアが少しあるだけ。
ちなみに、部屋着は持たずに一日中ワンピースで過ごしています。以前は部屋着を持っていて外出のたびに着替えていたのですが、部屋着をやめてみると、着替える手間と部屋着を保管する手間がなくなりとてもラクになりました。料理をするときにはエプロンをして、服が汚れるのを防いでいます。
洗濯機で洗える素材を選ぶと、よりストレスフリーに
気軽にワンピースライフを続けるうえで大切なのが、メンテナンスの手軽さ。洗濯機でジャブジャブと洗える素材を選んで購入するようにしています。
毎日着ても手軽に洗えるので、Tシャツとジーンズなどを着ていた頃と比べても、お洗濯の手間は変わりません。