捨てることが苦手で、持ちものの適正量がわからず、家の片づけが進まない! 整理収納アドバイザーとして、数多くの散らかった家の片づけ指導を行うおまいさんは、「ものはどのくらい持つのが正解?」というお悩みが頻繁によせられるそう。しかし、片づかない理由は「適正量がわからない」からではないそう。片づかない本当の理由をおまいさんに聞きました。

あふれた収納ボックス
片づかない理由とは?
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ものの量は仮でもいいから自分で決めることが大切?

整理収納アドバイザーのテキスト

「服は何着必要ですか?」「おたまいくつ持ってますか?」「水筒はいくつ持ってますか?」「シーツの予備ってありますか?」

1億回は聞かれたことのあるこちらの質問。質問したい気持ち、めちゃくちゃわかります(笑)。なぜなら、私も昔同じことを疑問に思っていたから。

その答えが分かると思って開いた整理収納アドバイザーのテキストには、「仮でいいから、自分で決めることが大切です」と書かれていて…。「逆や逆! 仮でいいから決めてくれや!」と心底がっかりしたことを今も覚えています。

片づけが苦手な人は完璧主義が多い

子ども服

でも今ならわかるんです。必要なものを「自分で選ぶ」、必要な数を「自分で決める」という行為こそが大事なんですよね。

片づけが苦手な方って、捨てることが苦手と思っているかもしれませんが、本質は違います。「自分の価値観で、勇気を持って、決めること」が圧倒的に苦手なんですよね。なぜなら片づけが苦手な方には完璧主義の方が多いから。自分で決めて失敗するのが怖い、捨てて後悔するのが怖い、もらい物を捨てたら薄情だと思われるかもしれない。だから、失敗しないよう正解を教えてほしいという思考をもっています。