ダイニングテーブルの上が散らかり放題、食事をするときはものをかき分けてスペースをつくる…。「そんな状況のお宅をたくさん見てみました」と話すのは、片づけ訪問サービスを行う、整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターの宮入京子さん。ここでは、テーブルの上が片づかない家の特徴と、無理なく片づく習慣について語ります。

ダイニングテーブルひき
ダイニングテーブルがキレイだと、部屋全体が片づいている印象に
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ダイニングテーブルの上に「ものが多い家」の特徴

ダイニングテーブルは家族みんなが集まる場所、そして人がものを置きやすいちょうどいい高さのため、「ちょい置き」をしがちな場所です。帰宅したら郵便物、鍵、スマホ、買ってきたものなどを「とりあえず」でテーブルの上に置いてしまうと、あっという間にものが積み重なります。

また、「食事中に立つのが面倒だから」「あとでまた使うから」と、ものを常に出しっぱなしにするのが当たり前になっているケースもあります。このようなご家庭は、テーブルにものが置いてある景色が日常になっているので、ものを置きやすい環境になってしまっています。

ほかの場所がいくらキレイでも、テーブルの上が散らかっていると家全体が雑然として見えてしまい、もったいないなと感じています。

ダイニングテーブルの上が片づき、キレイが続く習慣

散らかったダイニングテーブル

散らかったテーブルの上を片づけるには、「いつも置いてあるものの定位置を決め、戻す習慣をつける」「その都度片づける習慣をつける」ことが大切です。

まず、いつもテーブルに置いてあるものを観察し見つけ出します。鍵なら玄関、リモコンならリビング、郵便物は冷蔵庫横のファイルへというように、「置きっぱなしのもの」の定位置を決め、すぐに片づけられる環境をつくるとすっきりしてきます。

また、「これがいちばん難しい」という行動ではありますが、食べ終えた食器はすぐにシンクへ、私物は自分の部屋に持ち帰るなど、家族それぞれが行動すれば自然とテーブルの上のものは減ります。

ここからは、ダイニングテーブルの上が片づいた状態をキープするために取り入れたいアイデアも紹介します。

1:「テーブルの上にものを置かない」を徹底する

心理的に、ものが1つも置かれていないテーブルには、ものを置きにくくなります。反対にたくさんものが置いてあると、1個くらい置いても目立たないと思ってしまい、散らかっていきます。

片づけ習慣ができていない家庭こそ、「テーブルの上にものを置かない」を一度やってみることをおすすめします。このすっきり感に慣れてくると、だんだんとものが置いてあることに敏感になってきます。