普段の休日や夏休みなど、時間がたっぷりあるはずなのに気がつくと夕方…。 きっちりとタイムスケジュールを組んで動けたら充実しそうですが、予定通りに行かなかったり息苦しく感じることも。そんなときに取り入れたいスケジュール管理術を紹介します。家事の時間割についての著書もある、三條凛花さんが語ります。
すべての画像を見る(全4枚)「やることセット」を作成&増やして時間を有効活用
日々の暮らしで時間を有効活用するために、私がおすすめしているのが、時間帯ごとにざっくりやることを決める「ゆる時間割」です。そのために、まず考えたいのが「やることセット」。
「朝起きたら、窓を開けて換気する」「午前8時になったら、メイクをする」「トイレに行ったら、トイレットペーパーでホルダーや棚のホコリ取り」など、「~をしたら、~をする」構文でつくっていきます。頭に残りやすく、時間の使い方を手軽に変えられる方法です。
お子さんの時間管理を手伝いたい、あるいは「ものごとを思い出すとき画像が思い浮かぶ」という方は、フリー写真等を使った「セット化メモ」をつくるのもおすすめです。
この「やることセット」は、じつは日常生活のなかにたくさんあるので、増やしていくと時間を有効活用できるようになります。
やることは「1時間帯に3テーマ」で無理なく続く
「ゆる時間割」は、やることを「1時間帯に3テーマ」を決めると、悩まずに行動できて継続もしやすくなります。ここでいう「1時間帯」というのは、朝・午前中・午後・夕方・夜のいずれか1つです。
すべての時間帯を埋めなくてもOK。私の休日を例に紹介しましょう。
朝のテーマは「家族&猫サポート・メイク・ダイニングリセット」です。「これだけはやりたい!」と思うものを3つ厳選します。
午前中~夕方は、家族の予定に合わせて動き、固定できないので、あえてなにも決めません。
夜は「寝かしつけ・洗濯物干し・キッチンリセット」を目標にしています。
このようにざっくり組み立てていけば、予定外のことが起きても対応しやすいですよ。しかも、だらだらしてしまっても「1時間帯に3つだけ」だから、巻き返せます。
曜日によってスケジュールがかなり変わる方は、イレギュラーな動きの曜日分も考えておいたほうがいいでしょう。