YouTubeで公開している暮らしの動画が人気のasakoさん。動画に映し出されるすみずみまで片づけられた室内から、「家事好き」の印象を受けますが、ご本人によると、じつは、その反対だったのだそう。そんなasakoさんが実践しているのは、考えなくても体が動く「家事のルーティン化」。いつでも心地よくいられるための工夫について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)家事は「リズム」として体に認識させる
「家事をしなくちゃ」という気負いが気持ちの負担となり、ますますイヤになってしまう毎日の家事。そこでasakoさんは、ある作戦を立てました。それは「面倒だと思う隙を与えない」というもの。
「朝起きたら顔を洗うような“なんでもない感じ”で家事をできるように、毎日同じ動作を繰り返して、体で覚えることにしたのです。おかげで、今ではとってもラク。リズムが体にしみついていますから」(asakoさん、以下同)
たとえばふき掃除は、仕事部屋、ダイニング、キッチン、廊下、玄関の順。
「最初は仕事部屋からキッチンまででしたが、だんだん余裕が出てきて、今では玄関まで。リズムが体にしみつくまで、続けることが肝心です!」
朝食休憩をはさみつつ、家事は9時半までに
在宅で仕事をしているasakoさん。「出社しなくていい分、朝に余裕があるので、起きてからの2時間半を家事の時間にあてることにしました」。
ここでしっかり家事をすることで、家の中の気がかりがなくなり、仕事の集中度もアップ。「家事の時間を決めることで、結果的に自由な時間が増えました」。
●asakoさんの朝の家事スケジュール
【7:00】
・起床
・洗面、着替え
・前日のタオルを回収しながら、ついで掃除
(1) 洗面所のタオル→鏡と洗面台をふく
(2) キッチンのタオル→蛇口やシンク回りをふく
(3) トイレのタオル→靴箱の天板をふく
【7:30】
・洗濯機を回す
・寝室リセット(粘着カーペットクリーナーをベッドの上→床の順にかける。布団乾燥機をかける)
・掃き掃除(ほうきで洗面所→キッチン→ダイニング→仕事部屋の順に)
・トイレ掃除
・玄関の掃き掃除
・仕事部屋のデスク上の掃除
【8:00】
・朝ごはん(食事づくりは夫担当)
・洗濯物干し
・ガスレンジ回りの掃除
・前日のふきん漂白
・ふき掃除(フロアワイパーで仕事部屋→ダイニング→キッチン→廊下→玄関の順に)
【9:30】
・仕事開始
自分にとっての心地よさを大切に、日々を送るasakoさん。じつは以前は、「こころのモヤモヤ」やネガティブな思考に苦しめられていたこともあるのだとか。新刊『わたしの芝を青くする』(扶桑社刊)では、こころを整えるために実践した、ものとの向き合い方や家事のルール化、ノート術などを紹介しています。