2001年のデビュー以来、俳優・タレントとして活躍し、5月には最新著書『心に効く美容』(講談社刊)を発売したMEGUMIさん。近年はプロデューサーとしてもその手腕を発揮し、活動の場を広げています。「メンタル強い」「ブレない」と思われがちなMEGUMIさんですが、じつは用途に合わせていろいろなことを試行錯誤した結果、なんとか毎日やれてるだけなのだそう。今回は、MEGUMIさんが「心が弱っているとき」の対処法をご紹介します。

MEGUMIさん(※『心に効く美容』講談社より。撮影/東 京祐)
MEGUMIさん(※『心に効く美容』講談社より。撮影/東 京祐)

一歩動き出すことで、少しずつ悩みに対する視点が変わる

悩みを抱えているときは、動けない、誰にも会いたくない、と頭も身体も引きこもってしまいがちですよね。

以前、私も極限的に辛いときにピラティスの予約を入れてしまっていて、「こんなときにトレーニングなんて無理。マジ休みたい…」と悩みに悩んだ末、死ぬような思いでなんとか行ったことがありました。

最初は辛いんですが、身体を動かしているうちに心が少し軽くなり、身体がほぐれ、自律神経が整い、いつもより少しよく眠れる。「あぁ、行ってよかった(涙)」と思える経験がありました。

だから、悩みが深ければ深いほど、ドアを開けて外へと一歩動き出してほしい。

信頼できる友達や専門家の方に話したり、マッサージに行ったり、ジムへと向かっ
たり、とにかく自分のケアのために動き出すことで、ゆるやかだけど歯車がいい方
向へと動き出していきます。

悩んだまま1人とどまっていると、黒い海の中にいるのが知らないうちに心地よくさえなっていくもの。まずは美容をやったり、身体を鍛えたり、なんでもいいから一歩動き出すことで、少しずつ悩みに対する視点が変わっていきます。

映画館に1人で行くのもめちゃめちゃいいですよ! ストーリーのおかげで思いっきり泣けて感情がスッキリしたり、悩みを忘れて作品に没入することができる。

ずっと家で悩みに向き合いすぎてしまうと、思考は同じところを行ったり来たりするだけで苦しみからは離れられない。結局、一瞬でも悩みを散らせる時間をもつことが大切なんだと思っています。

あと、心が弱っているときに外に出ていくと、普段では気づかない些細な幸せに気づけるものです。話を聞いてもらえる友達がいることや、太陽の優しい光がキレイだなとか、健康ってやっぱり尊いなとか、本来の幸せを思い出させてくれます。

辛いときに動き出した先には、今ある幸せに気づく時間がちゃんと待っていますよ。

※ この記事は『心に効く美容』(講談社刊)より一部抜粋、再構成のうえ作成しております

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