ローフードやスーパーフードの資格をもつ、モデルのAYUMIさん。インド伝統医学である「アーユルヴェーダ」を暮らしに取り入れ、心と体の健康を心がけています。アーユルヴェーダと聞くとむずかしそうと感じる方でも気軽に取り入れられるのが、手づくりオイル。ゴマ油で簡単につくれる方法を聞きました。
すべての画像を見る(全4枚)アーユルヴェーダで心も体もよりよく生きる
アーユルヴェーダは、病気になってからそれを治す西洋医学に対し、病気になりにくい体をつくること、健康を維持するという「予防医学」の考え方をする世界最古の医療といわれています。
病気の治療や治癒だけでなく、季節による1日の過ごし方や食べ物、運動や人との関係など、生き方そのものを教えてくれる哲学です。
生活全体にアプローチすることで心も身体もよりよく生きるということを大切に考えているアーユルヴェーダ。学ぶほどに暮らしのなかで取り入れたいことが色々とあります。
「基本のオイル」はスーパーのゴマ油で簡単につくれる
そのなかでも私が心地よくて3年ほど続けているのが「オイルうがい」。身近で手に入る材料でできるのも続けられるポイントです。
アーユルヴェーダで使う「基本のオイル」は、スーパーでも手軽に手に入る「太白胡麻油」を使います。透明の色も香りもないゴマ油です。
これをキュアリング(加熱)してから使っています。キュアリングすることにより、サラサラと使いやすくなり、肌馴染みもよくなります。また、抗酸化成分も生成され、オイルの酸化も防ぎます。
私はこのキュアリングしたオイルで頭や耳、体をマッサージしたり、オイルうがいをしています。オイルでマッサージすると体が軽く感じたりすっきりします。オイルうがいをすると、ぬるっとするどころかアーマ(体内の毒素)が出されて口の中がさっぱり! 白髪やシワ対策にもなっているように思います。
オイルうがいのやり方は、朝、歯を磨いた後にオイルを口に5~10分含み、そのあとはティッシュなどにつつんでゴミ箱へ捨てます。私は口に含みながらお弁当づくりをしたり、朝の家事をすることもあります。
早速、「太白胡麻油」のキュアリングの仕方をご紹介します♪
「太白胡麻油」のキュアリングのやり方
用意するものは3つだけ。簡単につくれます!
●アーユルヴェーダの「基本のオイル」
【材料】
- 太白胡麻油
- 温度計
- 清潔なビン
【つくり方】
(1) 鍋に太白胡麻油を入れ加熱。
(2) 100度になったら火を消し冷めるまで待つ。
(3) ビンに移す。オイルは遮光ビンに入れるか、陽の当たらない場所で保管してください。
つくるときは、温度が上がりやすいので気をつけて。大体2か月くらいで使いきれる量を目安につくってください。
ぜひ簡単なオイルから、アーユルヴェーダを暮らしに取り入れてみてください。