これからの暑い時季、ESSE読者に「夏にやりたくない家事」を聞くと、第1位が「料理」。火を使って汗をかいたり、献立に頭を悩ませたり…。そんな苦痛から解放される料理のコツを、料理家の近藤幸子さんに教えてもらいました。

火を使う時間を最小限にするのがポイント

夏のキッチンは灼熱地獄。加えて夏休みの子どもたちの食事づくりも加わり、料理をするのがイヤになります。そこで近藤幸子先生に助けを求めると…。

「電子レンジを活用するなど、とにかく火を使わないことを意識しましょう。火を使う場合はフタをすると室温の上昇が防げます」(近藤先生、以下同)

献立に悩んだときは、考えなくてもつくれるレシピが強い味方に。

「がんばらなくても、おいしいごはんはつくれます! ラクに夏を乗りきる料理ワザを試してみてくださいね」

近藤先生に夏を乗りきる料理ワザを4つ教えてもらいました。

1:レンチンかそのまま出せる副菜で手間をかけない

火を使わない副菜
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切るだけ、あえるだけ、加熱するならレンチンを徹底。

「下処理が簡単で栄養価の高いスプラウト、豆腐は夏のレギュラー食材。野菜のカットはスライサーを使えば、洗い物も最小限に」

2:万能味つけを覚えておけばラク

何日か続けて同じ素材を副菜に使う場合でも、味つけを変えればそのたび新鮮なおいしさに。

「味つけの組み合わせを決めておくと、迷わずにすみます。おすすめは、オリーブオイル&ポン酢と、ゴマ油&塩コンブ!」

3:「冷凍うどん」や「水でほぐすチルド麺」が便利

冷凍うどん

夏に出番が増えるそうめん。でも、ゆでる過程で汗だくに…。

「その点冷凍うどんなら、レンチンできるから暑さと無縁。加熱後、流水で冷やせば冷やしうどんにも。水で洗うだけのチルド麺も活躍」

4:具だくさん炊き込みご飯は献立を救う

炊き込みご飯

野菜とお肉などのタンパク質を一緒に炊き込んだご飯があれば、あとは汁物があればOK。調理も炊飯器におまかせできて、夏はとくに大助かり。

具だくさん炊き込みご飯
今日はソーセージ、枝前、コーン!

「うま味と甘味の出る食材を使えば、おいしくなること間違いなし!」

5:プチトマトは冷凍して氷代わりに

プチトマトを氷代わりに

ヘタを除いて冷凍しておくだけで、いろいろな料理にお役立ち。

「スープや煮物に加えれば、味が薄まらずにひんやり。めんつゆに入れて、麺のつけ汁の氷代わりにするのもおいしいです」

発売中のESSE8月号では、ここで紹介したほかにもすぐに使える夏の料理テクや、夏の最小限掃除、涼しさと運気がアップする疲れない夏片づけの工夫をたっぷり紹介しています。ぜひ活用してくださいね!

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