家づくりの際、階段についてしっかり検討すると、意外なほど機能的な場所になります。3年前に地元工務店で家を建てたライターは、最下段の踏み板の下をロボット掃除機の基地にしました。加えて階段室の壁には、家族の思い出写真を飾るニッチを設置。楽しくて安全な階段のプランを考えている人はぜひ参考に。
すべての画像を見る(全8枚)家づくりでは階段にもこだわりを詰め込んで
筆者は妻と子ども2人(11歳と7歳)の4人家族。家づくりの際に、28社のハウスメーカーを見学。3年前に地元工務店で、2階建ての注文住宅を建てました。
家づくりでは、階段にもこだわりを詰め込んでプランしました。子どもの安全はもちろん、ロボット掃除機の待機場所、日常の暮らしでのほっこりポイントなども実現。さっそく、筆者の自宅の階段について紹介していきます。
足がしっかり置けて安心、踊り場のある階段に
筆者が家づくりをしていたとき、上の子が7歳、下の子が3歳でした。2階建ての家を建てるうえで心配したことは、階段で転んだり落ちたりすること。ですから、安全性は第一にこだわりました。
それの対策として考えたのが、階段の踏面(ふみづら。階段において足をのせる段板の上面のこと)の奥行きと踊り場でした。踏面の奥行きは、建築基準法では15㎝以上と決められています。それをわが家の場合は、24cmにしました。これだけあれば子どもの足が収まり、足を踏み外すことを防げると思ったからです。
住んで3年ですが、踏面をしっかりとったことで、踏み外して転んだり、落ちたりするようなことは発生していません。
また、2階から降りる際に万が一落ちたとき、途中で止まるように、踊り場をつくりました。階段の途中に踊り場を設けることで、2階から1階まで一気に転げ落ちることはなくなります。
それ以外にも、最初から手すりも設置。踏面の広さと相まって、老後も安心の階段になったと思っています。