カビやにおいの発生をいかに防ぐかが、梅雨を快適に過ごすカギ。清潔で心地よい住まいをキープには「ちょこちょこ掃除」をすることがいいそう。日本ハウスクリーニング協会理事の高橋敬子さんに梅雨掃除のポイント3つと用意するといい洗剤4つを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全2枚)梅雨どきこそ「ちょこちょこ掃除」が重要
ジメジメした梅雨は、カビやにおいが気になる時季。日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さんによると、カビは「温度」「汚れ」「湿度」の3つの条件がそろうと発生するそう。
「とくに湿度が上がる梅雨は、カビが生えやすいので注意。ほこりや石けんカスなどを除去し、晴れた日は換気をして空気がこもらないようにしましょう」
カビやにおいを撃退するには、汚れをためないための「ちょこちょこ掃除」がカギ。
「キッチンや浴室洗面所などの水回りを中心に、汚れがたまりやすい場所をチェック。普段よりこまめに掃除をすれば、大がかりな掃除をしなくても清潔な家を保てますよ」
ポイントを押さえた掃除でカビやいやなにおいの発生を抑え、快適な空間をつくりましょう。
梅雨掃除3つのポイント
カビやにおいを発生させないため見逃しに気をつけたいポイントを紹介します。
●こまめに掃除する
大切なのは大きな汚れになる前に早めに対処すること。
「水回りを中心に、いつもよりこまめな掃除を意識しましょう。見逃しがちな場所も忘れずに」
●空気の循環をよくする
天気のいい日は窓をあけてリビングや押し入れまで風を通して空気の循環を。
「湿気がこもりやすい浴室の換気もしっかりと行うこと」
●水分はしっかりふき取る
湿度が高くなると、それだけカビが発生しやすくなるので注意。
「とくに浴室はワイパーなどを使って、しっかり水分をふき取りましょう」
洗剤は基本この4つでOK!
重曹は油や皮脂汚れ、クエン酸は水アカやアンモニア臭に有効。酸素系漂白剤で落としきれないカビやより強い除菌には、塩素系漂白剤を使って。
※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある場合は、酸やクエン酸などの酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。塩素系や酸素系の漂白剤を使うときは表示に従い、必ずゴム手袋をはめ、換気扇を回しましょう。また、特集内で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によっては使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。