やらなきゃいけないことが多すぎてやる気が出ない…そんなお悩みを抱えている大人世代は多いもの。精神科医で作家の樺沢紫苑さんによると、やる気をアップさせるには、「自分への声がけ」も大きな効果があるそうです。そこで今回は樺沢さんに、すぐやる人になる「口ぐせ」を教えてもらいました。
すぐやる人になる、5つの「口ぐせ」
やる気をアップさせるには、自分への声がけも大きな効果。声に出すのがおすすめです。励まし、慰め、気持ちを高める言葉でいつも機嫌のいい、ポジティブな人になって。
●集中、集中
なりたい状態を口に出すと、活動量は10倍になります。
「集中!」と言うと実際に集中できますよ。「集中できた」と過去形にするのもいいですね。そうせざるを得なくなります。
●まぁいっか
起きてしまったことを引きずる人が多いのですが、取り返せないことは気持ちを早くきり替えることが大切。
「まあいっか」はあきらめの言葉ではなく、きり替えの魔法のスイッチです。
●○分後に○○する
布団から出られないようなときは、「3分後に起きる」と声に出します。
実行しないと「認知的不協和」という心理状態になり、違和感が大きくなって言葉どおりにしたくなりますよ。
●終わったら○○しよう
なにかを始めるときに、必ず目標時間を決める「ケツカッチン仕事術」。緊迫感で「ノルアドレナリン」というホルモンが分泌されて、集中力が高まります。この「終わったら○○しようも」、「ケツカッチン仕事術」のひとつ。
終わったらやることを自分自身に明示して、やる気物質のノルアドレナリンをバンバン分泌させてください。
●なんとかなるさ
人間は言葉に強い影響を受けています。ピンチのときは「どうしよう」より、「なんとかなるさ」と言うと、脳はなんとかするための方法を探し始めて、解決のための糸口が見つかります。
発売中の『「すぐやる!」暮らしマネジメント』ではほかにも、精神科医・樺沢紫苑さんに教わる「やる気がドバドバわいてくる」生活習慣や、『ESSE』『これからの暮らし by ESSE』で人気の高かった暮らし上手の時間術や収納術の記事などをたっぷり収録しています。ぜひチェックしてみてください。