湿気も気温も上がってくる今の時季、気になるのはカビやダニだけではありません。「いやなにおい」も気になります!
「漂白剤をフル活用することで、解消できますよ。一度しっかり掃除すれば、あとは予防すればOK。面倒に思えるかもしれませんが、気になる場所に絞って掃除すればそれほど手間はかかりません」と教えてくれたのは、家事芸人で“家事えもん”こと松橋周太呂さん。
気になるにおいの対策法を教えてもらいました。
梅雨のいやなにおいを根絶! 服とタオルの掃除法&予防法
雨で部屋干しが多くなると気になるのが、服やタオルのにおい。つけおきで、においを根源から絶ちきって。
●<掃除法>しみ込んだにおいは酸素系漂白剤でつけおき
洗ってもとれないイヤなにおいには“つけおき”がベスト!
「40~60℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かして服やタオルをつけ、30分以上放置。その後、洗濯機で仕上げればにおいもスッキリとれます」
●<予防法>5時間以内に乾かすのが鉄則! 扇風機を使って一気に乾かす
洗濯物が完全に乾くまで5時間以上かかると、生乾きのにおい菌が繁殖。
「乾きにくい梅雨どきは、干した洗濯物の下から扇風機を当て、においが発生する前に一気に乾かしてしまいましょう」
梅雨のいやなにおいを根絶! トイレの掃除法&予防法
便器と床の境目やその周辺や、壁の下方は尿はね汚れがいっぱい。トイレの悪臭の原因になるのでしっかりと掃除を。
●<掃除&予防法>薄めた酸素系漂白剤でふき掃除と予防を一気に
トイレのにおい対策は、便器の掃除だけでは不十分。
「壁や床に飛び散った汚れを、薄めた酸素系漂白剤でふき取って。つけおき洗いの残りを使い回してもOK」
●<掃除&予防法>便器のガンコなにおいは塩素系漂白剤でとる
菌やカビが原因のガンコな悪臭には、塩素系漂白剤が有効。
「お風呂掃除に使っているカビ取りスプレーをそのまま便器にスプレーして」
毎日の掃除をさぼりたいなら、梅雨こそしっかりお掃除を。さらに予防習慣がつけば一年じゅうきれいが続いて、掃除がラクになりますよ!
※塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸など酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けて。また洗剤のなかには、建材や設備機器によって使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取扱説明書、また洗剤の注意書きを確認してから試用してください。各種洗剤を使用する際は、ゴム手袋などを着用してください。