ベージュやネイビーなどベーシックカラーのワントーンコーデは、「反対色の小物」を合わせるとワンランク上の着こなしができるそうです。紹介してくれたのは、肌や目、唇などの色から似合う配色や服の素材のアドバイス、パーソナルスタイリングを行っている河村純子さん(現在50代)。バッグの色選びや、大人世代におすすめのコーディネート術について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)「反対色のバッグ」を合わせて着こなしにメリハリを
大人世代に人気のベージュやネイビー。これらの定番色でワントーンコーデをすると地味になってしまうことはありませんか? そんなときは、合わせる小物にひと工夫を。
色彩学的に、反対色(補色)はお互いを引き立てる色です。私のコンサルでいつもお伝えしている例なのですが、トマトにバジルを少しふりかけると、よりおいしそうに見えますよね。このように、反対色を取り入れることでメリハリのついたコーディネートになるんです。さらに、イエローベースの色とブルーベースの色をミックスしてコーディネートに使うと、こなれ感がアップします。
大人世代も、バッグなどの小物なら明るい色もトライしやすいはず。ついつい合わせやすいイメージの黒を選びがちですが、小物から色を取り入れて、鮮度の高い着こなしを楽しんでほしいです。
「水色のバッグ」でベージュコーデが引き締まる
ベージュといっても黄みの強いベージュからピンクベージュまでトーンはさまざま。色味のズレたベージュ同士を組み合わせると、違和感が出てしまいます。このズレを調整しつつ、着こなしに明るさをプラスするのが、ベージュの反対色の水色のバッグです。
また、大人世代がベージュだけでまとめたコーディネートにするとぼんやりした印象になってしまうことも。水色のバッグを差し色として効かせることで、メリハリが生まれます。
ネイビーコーデに「キャメルのバッグ」を合わせて重さをセーブ
ネイビーは明度も彩度も低く、分量が多いと大人世代には重たすぎることも。そんなときは、さり気ない華やかさのあるキャメルの小物を使うことで「なんだか地味…」を回避できます。
ほんの少し赤味を含んでいるキャメルには、女性らしさをあと押しする効果が。このように、大人世代は着こなしに赤みをひとさじ加えると、寂しい印象になりません。これは、どんなコーディネートにも使えるテクニックです。
また、上下ダークカラーのコーディネートの場合、適度に肌を見せたほうが重くなりすぎません。細く開いたVネックや腕をまくるなど、ちょっとした違いであか抜けた着こなしになりますよ。
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