アイテム選びは、納得して長く使えるものを選びたいもの。そこで今回は、「捨てるのがきらいだから、お気に入りを長く使う」ことをモットーとしている料理家・今井真実さんに、“ものを増やしたくないけど、あえて買う”という料理グッズを3つ教えてもらいました。
すべての画像を見る(全4枚)メーカーや値段より暮らしが楽しくなるものを選ぶ
「今あるものは、どれも必要不可欠。たとえだれかに、『そんなピンポイントな道具、必要?』と聞かれても、自分にとって“アリ”なら胸をはって」と話すのは、料理家の今井真実さん。
もの選びのコツを聞いてみると、「数あるなかから、長く大切にできるお気に入りを見つける近道は、自分によく問いかけること」と言います。
「周りの声は参考にしつつ、じっくり検討。使い勝手や頻度、さらに重視するのは暮らしがより楽しい方へ向くかどうかです。値段やメーカーにもこだわりません。そのうえで、迷う理由が値段であれば、そこは思いきって手に入れる。一度手に入れたものはなかなか手放さないという、自分の性格を信用しているからこそかもしれません」(今井さん)
料理の不便を減らす“専用アイテム”
仕事場でもある台所には、少数精鋭の道具がそろいます。使い方が限定されるアイテムは、的確な仕事をしてくれるそう。
●肉を扱うにはクレーバートングが最適です
焼き肉店でよく見かけるトングは、先端に滑り止めが。
「お肉を焼くとき、大切なのは返すタイミング。さっと一瞬でつかめるのがいいんです」
●網じゃくしよりも安定感のあるアク取り
網じゃくしで兼用していたけれど、「やはり専用のものを」と購入した『貝印』のアク取り。「持ち手の立ち上がりの角度とほどよい重さが使いやすいんです」
●仕事柄ぴったり量れる小さじは必需品!
愛用するのは『貝印』のもの。「小さじ1/2と1/4サイズが、レシピを考えるとき便利。底も持ち手も平らで置いたまま量れるし、すりきりしやすいんです」
発売中のESSE7月号では、巻頭特集の『ものを増やしたくない私たちが それでも買った運命のアイテム113』にて、今井さんをはじめとした暮らし上手の皆さんや、ESSE読者、その道のプロが愛用している暮らしのグッズを紹介しています。ぜひチェックしてくださいね。