一級建築士で整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんが教える、家の中をスッキリ見せるための3つのコツをご紹介します。素材や色を意識してものを選び、収納場所を考えてから買うことで、家の中が一層整然とし、美しく見えます。さらに、見せるものと隠すもののバランスを意識することで、ゴチャつきを解消も。ものが多くても、上手に整理すれば、快適な暮らしを手に入れることができます。

リビング
ものが多くてもすっきり暮らすハギヤマさん
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「ものが多い」整理収納アドバイザーがやっている工夫

私は整理収納アドバイザーで一級建築士の資格も持っています。それを言うと、さぞ厳選されたものの数で過ごしているんだろうと思われがちなのですが、元々の私は片づけが超絶苦手。

そして、好きなことや好きなものができたら、形から入るタイプで収集癖もある。かわいいものや飾るため(だけ)のものも大好きで、お買い物も大好きです。整理収納アドバイザーの友達には「ものが多い家」認定をされているような人なのです。

今回は、そんなものが大好きな私が心がけている、できるだけ家をすっきり見せるための3つのコツをお届けしようと思います。

1:もの選びは「素材や色」を意識する

食器棚

ものを新しく買うとき、自分の「好き」のアンテナに引っかかるものを皆さんも選んでいるのではないでしょうか? そのため、好きがはっきりしている方は自ずとできているかもしれませんが、新たになにかを迎え入れるときには「素材や色」を意識して選ぶようにしています。

たとえば、マグカップを買う場合でも、何気なくこれでいいか! で買うのではなく、好みの色か、好みの素材か、大きさはどうか、使う用途に合っているのかなどを考えますが、それだけでなく、しまい込んだときにインテリアのジャマにならない色や素材か? 今の暮らしに馴染む色や素材か? まで、考えるようにしています。

そうすることで、使っていないときでも悪目立ちすることなく、自然とインテリアに馴染んでくれたり、逆にアクセントになってくれるように思っています。