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「おしゃれに食事をしたい」「インテリアのアクセントに」…。家づくりで夢を抱いて、キッチン対面にカウンターを計画する際は、ご注意を。3年間で食事に利用したのは10回ほど。今では物置としてカウンターを使うことになってしまった日刊住まいライターが、その経緯をレポートします。
※記事の初出は2023年6月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。
すべての画像を見る(全8枚)カウンターがあれば、おしゃれな朝食を楽しめる!?
もともと、ローテーブルで食事をとる派だったわが家。3年前、30代で新居を建てる際、ダイニングテーブルはいらないと思っていました。
とはいえ、ダイニング的なインテリア要素がないのもさびしい…。そこで、テーブルを置く代わりに、カウンターキッチンを採用することにしました。軽食をさっと食べるにも便利だろうと計画。
リビングにカウンターがあれば、なんだかおしゃれだな。そんな安易な気持ちもあっての家づくりでした。しかしその結果は…。
入居して3年、今、カウンター部分は物置と化しています。
食事するためにつくったのに、食事する気になれない!
こちらは、入居前のカウンターキッチンの様子です。実際、カウンターはとてもおしゃれなできばえとなりました。ダイニングテーブルがない分、リビングがとても広く使えるのも目論見どおり。
一見、成功したかに思えたのですが…。どうもカウンターで食事をする気になれないのです。
これまでの3年間、実際にカウンターで食事をしたのは、10回程度だと思います。なぜ、カウンターで食事する気になれないのか。以下のような理由があります。
カウンターの奥行きが狭かった
わが家のカウンターは幅180cm、奥行き30cmです。大きなお皿を置くと、ちょっと奥行きがたりないんですね(食事するカウンターは、通常50cmほどの奥行きが必要)。
もちろん、食事はできます。しかし、奥行きがないところに、無理して料理を並べると、やっぱり圧迫感が出るのです。バーや喫茶店のように、飲み物だけいただく分には違和感ないのですが、食事となると、どうもしっくりこない。
窮屈なところでは、やはり食事が楽しめません。これでは、せっかくの料理も台なしに。
カウンター前に座ると、テレビが後ろにきてしまう
わが家の間取りでは、カウンターに座ると、リビングにあるテレビが、背後にくることになります。
夫は、食事中に絶対テレビを観たい派。カウンターで食べると、テレビを観ることができないので、軽食でもほぼ使わなくなりました。