雨の日や暑くて外出できない日にぴったり! 子どもの想像力を伸ばし、成長ぶりが楽しめるオリジナル絵本づくりをしてみませんか?
プチプラで楽しい遊びを考えてくれたのは、インスタグラムの育児漫画が16万人超のフォロワーに愛読されているモチコさんです。
落書き帳でつくる、8ページのオリジナル絵本!
5歳の娘イチコとオリジナルの絵本をつくってみました!
「絵本」というと大層な響きですが、子どもが即興でつくるオリジナル物語を紙で記録に残そうという試みです。
まずは真っ白の絵本づくりですが…めちゃめちゃ簡単にこんな感じでつくりました。
作業時間1分。本当に簡易版。
家にあった落書き帳でなんとなくつくったのですが、これがいろいろとイチコにはぴったりでした。
まず紙の枚数ですが、2枚を半分に折ってつくった絵本なので、表紙、裏表紙、ストーリー部分6ページ、全8ページ構成。この長さがイチコにはぴったりでした。
そしてサイズも丁度いい! 紙が大きいと絵を描くのに時間がかかって集中力がもたなそうですし、小さいと文字も絵も書きづらい…。
ただ落書き帳の紙は薄いので仕上がりはペラッとなります。しっかりしたものをつくりたい場合は、画用紙など厚めの紙を使った方がいいと思います。
●5歳児が漫画家の顔に!?ガリガリと絵を描きます
続きまして、肝心の絵本の内容をつくっていきます。
絵本づくりの作業は3つに分けられます。
(1)ストーリーをつくる
(2)絵を描く
(3)文を書く
このうち上の2つはイチコが、文を書くのは私が担当しました。とくに深い意味はなく、イチコの苦手な部分を私がしただけです。
さて、まずはストーリー1ページ目。
イチコには、「どんなお話でもいいよ。イチコが出てきても出てこなくてもいいし、プリンセスが主人公でもいいし、ウサギが主人公でもいいし、なんでもいいよ」と伝えました。
その後、ページが6ページあることも白紙の絵本を見せながら説明。
するとイチコの頭には早速イメージが湧いたようで…。
ええー! めっちゃ筆進むやん! この子、創作の才能が…(親バカ)!
そんなこんなで1ページ目が完成。
「なんの絵?」と聞いたところ、
とのこと。ほうほうなるほど。
話を膨らませようと思い、「どこに来たの?」と聞いたところ、
え、それさっき聞いたやつ。
「『魔女がプリンセスのところにきました』ってこと?」と聞いたら、
だからそれさっき聞いたやつー!! 壊れかけのレディオか(どっちかっていうとレコード)!
本人としてはその文以上でも以下でもなく、アレンジも必要なく、その文を書いてほしいようです。まあいいか。そのまま書こう。
同じように、2ページ目、3ページ目…と進めていきます。最後の見開きの5、6ページ目だけ「次のここが5ページ目で、となりの6ページ目でおしまいやで」と伝えました。
そんなこんなでストーリー部分が完成。表紙と裏表紙は、気がついたらイチコが自分で描いていました。
最後に色を塗って仕上げ…と思ったら、本人が「色がない絵本なの!」とこだわったので、色塗りはしませんでした。こだわりなのかめんどくさかったのか、真意はわかりません…。
●子どもの成長がわかるオリジナル絵本が完成!
そんなこんなでできた絵本がこちら。
「ぷりんせすの であい まじょ」
「まじょがきて ぷりんせすもきました」
「どんどん ぷりんせすが おおきくなりました」
「そして うさぎがきて ぷりんせすがちっちゃくなりました」
「ゆきがあったけど ゆきがとけて ぷりんせすがあたらしいコーデになりました」(「コーデ」という単語は、某アイドルアニメの影響で)
「まほうがとけて もう ふつうになりました」(今まで異常やったん!?)
「それでゆうがたになって こうえんは だれもいなくなりました」(アガサクリスティー!)
おしまい。
なかなか話の展開が飛んでて、突然チャーリーブ○ウンも現れて、子どもらしいおもしろい絵本になったんじゃないでしょうか。
かなり簡単に形に残せるおもしろいものができたので、ハマりそうです! 私が(お前か)!
今後、続きを描いていっても楽しそうですし、全然違うものをつくっても。半年ごと、1年ごとにつくったら、成長も感じられる作品が残せそうです。
なんにせよ、親の手間は初めの無地の本の組み立てと文を書くだけなので、かなり親はラクできる節約遊びになりました。文を書ける子なら無地の本さえ与えればいいっていう…。さらにラク! ぜひやってみてくださーい!