片づかない家、片づけられない人には共通点がありました。ライフオーガナイザーのお仕事で散らかったおうちを訪問することが多い下村志保美さんが、片づかない人がやりがちな3つの間違った収納について教えてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)1:「収納用品」を先に買ってしまう
SNSで人気のすてきなな収納や、通販サイトの便利グッズ、かゆいところに手が届きそうな収納用品を見ていると、「これを買えば片づくのか」とポチってみたことはあるでしょうか。
だけど実際に手に入れてみると思うようにものが入らず、片づかなかったり、理想としていた状態にはならなかった…。過去に私は何度もあります。
購入前にじっくりその画像を見てください。その収納の中にはどれくらいの物量がありますか? あなたが持っている量と同じくらいでしょうか?
この手の「片づいている写真」ってじつはそもそも、物量が少ないことがほとんどなのです。まずは自分が持っているものの量をしっかり把握して、それが全部入るのかを確認してから購入しましょう。入ったらラッキー、というのはもはやギャンブルです。
2:「移動」しただけで満足してしまう
机の上に出しっぱなし、ソファの上に置きっぱなし、床の上に散らかっている…。それらを重い腰を上げて一気に収納の中に押し込んで「片づけた!」と思ったのに、数日経ったらまた元通り。
せっかく片づけたのにリバウンドしてしまう…。これを繰り返していたら、そもそも片づける気持ちになれませんよね。
その理由は単にものを机から、ソファから、床から収納へ「移動」しただけだからです。なぜ机の上に出しっぱなしになるのか、どうすればソファの上にものがたまらないようになるのか、なんで床の上に置いてしまうのか、その原因がなくならない限り、ものの移動の繰り返しになってしまいます。
そもそもの原因は、本来の収納場所が遠い、入れにくい、量が多すぎるなどがほとんどです。だとすればそれを改善しない限り解決しません。
収納場所が本当にそこでいいのか。持っている量が多すぎないか。一度見直してみましょう。