日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。23歳で結婚した正美さん(仮名・36歳)は、夫とはレス気味のなか、職場の人間関係からくるストレスで卵巣の病気に。詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全4枚)まだ20代…。「2週間に1回って少ないですか?」
大学を卒業後、食品メーカーの工場で事務の仕事をしていた正美さんが、のちに夫となる男性と知り合ったのは23歳のとき。きっかけは社内恋愛でした。
「彼は当時29歳。同じ会社の開発部門にいました。レスでは…と思ってはいなかったのですが、頻度は2週間に1回くらい。少なくないですか? 私は物足りないと感じていました」
そんなある日、彼が九州への転勤を言い渡されました。夫は総合職なので、転勤を断れない立場。つき合ってまだ日が浅かったのですが、すぐにプロポーズされ、正美さんも一緒に帯同することになったそう。
新しい職場の人間関係は最悪だった。婦人科を受診したら…
「社内結婚なので、会社が調整してくれて、私も夫と同じ九州の営業所で事務職として正社員のまま働けることになりました。新たに転職活動をする必要もなく、引っ越し費用なども会社もちだったので経済的には助かりました」と正美さん。
「とはいえ、もともといた職場とはまったく雰囲気が違っていました。なかでも私の指導係だった先輩が10歳くらい上の女性だったのですが、とにかく当たりが強くて、いつも怒られてばかり。パワハラ的な言動も多くてしんどかったです」
正美さんは、慣れない環境からくるストレスで体調を崩してしまいました。もともと10代のころから生理不順の傾向があったそう。しかし仕事で大きなストレスを受けてから具合が悪化。婦人科を受診したときには卵巣の病気になっていました。男性ホルモンが増えて排卵スムーズにいかなくなるという疾患です。