いくつになっても人生を充実させていくためには、好きなことを追い求めて行動することも大切なものです。ですが、年齢を重ねるたびにおっくうな気持ちになりがちに。60歳でパリへひとり旅へ行き、50代60代女性の生き方の著書を持つブロガーの中道あんさんが、最近人生を充実させるために始めたことについて教えてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)人生を豊かにするために、あえて「困りごと」に目を向けてみる
人生を充実させるには、「時間の使い方」が大切ではないかと思います。ただなんとなく時間を使っていたら、なんとなくの人生にしかなりません。好きなことに時間を使い、喜びや楽しみ、目標を見つけられれば、毎日に張り合いが出ると思います。
とはいえ、「好きなこと」がある人はいいでしょうが、「好きなこと」がわからないという人もいるでしょう。そういうときには、今、自分が「困っていること」や「悩みになっていること」から探してみるのはいかがでしょうか? 人にはひとつやふたつ、困りごとや悩みがあるものです。マイナスの要素が「±ゼロ」になっただけでもうれしいものです。それがプラスに転じる頃には「好き」になっているかもしれません。
これから、私が困ったことがきっかけになって始めたこと2つを紹介します。
やっぱり英語は話したい。アプリを使って学習を開始
最近、私が始めたことは、スマホアプリを使った日常会話レベルの英語学習です。
その理由は、去年の秋にパリにひとり旅に行ったことがきっかけでした。「どうせ、いまさら学習したところで、英語でコミュニケーションが取れるはずものないから頼ってしまえ!」と空港で自動翻訳機をレンタルしました。始めこそ、これさえあれば鬼に金棒くらいの気構えだったのに、いざ使い始めてみると、使いづらい…。
ホテルのフロントなどで自分の伝えたいことを翻訳機を通じて伝えることはできますが、相手の発言が上手く取り込めない。フロントマンもうんざりしたのか、そのうちパソコンにタイピングした英文を私に見せてくれる始末。これでは、話すことが面倒になってきて、言いたいことを「我慢」するようになってしまいます。やっぱり英語は自由に話せたほうがいい、そう思いました。
たまたま知り合いが、英会話スクールは続かなかったけれど、英語アプリの学習は続いているというのを教えてもらい、私もチャレンジすることに。中学1年生レベルの「This is a pen」レベルから始めました。今のアプリは遊び心が満載だし、出題をゲーム感覚でクリアする楽しさもあり、遊ぶように学べる効果を感じられます。
孫がタブレットを使って数字やひらがなを学習している姿と自分を重ね合わせてみると、なんだか自分がかわいくも思えてきます。なにもすることがないと、ついSNSを見てしまうものですが、その時間を、ちょっと「未来」を充実させるために使ってみる。次に海外旅行に行くときには簡単な日常会話くらいはできるようになっていたいなぁと思っています。