6.衣類、バッグ、スカーフ、帽子など
すべての画像を見る(全11枚)玄関のそばに衣類をかけるフックをつけて、ジャケットやバッグをかけているかもしれません。ですが、本当に玄関脇に衣類をかける必要があるでしょうか?
私の夫は、玄関の扉の横にあるつくりつけのフックにジャケットを2着~3着かけていますが、毎回そこにあるジャケットを着るわけではありません。
フックに衣類をかけるなら、そこにかける必然性のあるものを最低限だけかけるようにしましょう。かけるところがあると衣類やバッグが増えてしまうもの。フックが本当に必要なのか考えてみてください。
7.スリッパ
傘と同じでスリッパも専用の入れものがあると中身が増えます。そもそも、自宅にスリッパは必要でしょうか? 自分や家族の室内履きは必要なら専用のものがよいかもしれません。
実家ではスリッパを常備していましたが、お客さんがスリッパを履いて、3歩も歩かないうちに居間(和室)に到達しました。スリッパが本当に必要なのか、必要だとしてもずっと玄関先に装備しておくべきなのか考えてみてください。
自宅で教室をやっているなどの事情があり、そのときだけスリッパが必要なら、普段は専用のカゴに入れて別の場所に収納し、必要なときに玄関先に置いたほうがいいと思います。
8.小物
下駄箱の上にトレイを置いて、鍵や時計、印鑑、スマホの充電器などを入れている。ドアにマグネットで細かいものや小さな掃除グッズをぶら下げている。それらがごちゃごちゃの原因になることも。
それらを本当に玄関先に置く必要があるか、考えてみてください。鍵や印鑑は玄関に置かなくてもリビングルームにある棚や、自室の机の引き出しに収納しても問題ないのではないでしょうか。
どうしても玄関に置きたい場合は、表に出すのではなく、下駄箱の中に入れるのも手です。
9.飾りもの
下駄箱の上に生花や、人形、インテリア小物などを飾ることがあります。
飾りものは、気分をなごませ、美的空間をつくってくれます。しかし、飾りすぎると掃除が大変だし、視覚的ノイズになってしまいます。
なにかを飾りたいのなら、自分や家族にとって意味のあるものを厳選して飾りましょう。
10.マット類
玄関マットは、汚れを持ち込まないために敷きます。ですが、マットがあるせいで、視覚的ノイズになっていたり、掃除の手間が増えていませんか?
実家にいた頃は、ずれたマットをいちいち直すのが面倒でした。私は、よほど切羽詰まった理由がない限り、トイレも玄関もキッチンもマットを敷きません。
以上、玄関からすぐに取り除けるものを紹介しました。ものをいっぱい置いてしまうと、新たに別のものを置いてしまうので、できるだけなにも置かないのがおすすめです。
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